インテル® Arria® 10 GX、GT、およびSXデバイスファミリー・ピン接続ガイドライン

ID 683814
日付 12/23/2020
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ドキュメント目次

例6: インテル® Arria® 10 GT

表 20.   インテル® Arria® 10 GTの電源共有ガイドライン (トランシーバーのデータレート <= 15.0Gbps(**) (チップツーチップ・アプリケーション)) (トランシーバーのデータレート <= 12.5Gbps(**) (バックプレーン・アプリケーション))電力レギュレーターを3台使用する例
電源ピン名 レギュレーター・グループ 電圧レベル (V) 電源許容範囲 電源 レギュレーターの共有 説明
VCC 1 0.9/0.95 ± 30mV スイッチャー (*) 共有

VCCVCCP、および VCCERAM では、0.9Vと0.95Vをサポートします。VCC および VCCP は、すべての電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、VCCERAM と同じレギュレーターから供給することも選択できます。詳細については、 インテル® Arria® 10デバイス・データシート の電気的仕様を参照してください。

VCCERAMVCC、および VCCP で同じレギュレーターを共有している場合は、SmartVID機能は使用できません。SmartVID機能を使用する場合は、VCC および VCCP は、別々の専用レギュレーターから供給する必要があります。

VCCP
VCCERAM
VCCR_GXB[L,R] 2 1.03 ± 30mV スイッチャー (*) 共有

オプションで VCCR_GXB および VCCT_GXB は、すべての電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、同じレギュレーターを共有することもできます。詳細については、電源共有ガイドラインに関する注意事項 の注4を参照してください。

VCCR_GXB または VCCT_GXB に大電流が流れるデザインの場合は、電源プレーンを介したIRドロップを考慮して、それを補正する必要があります。

VCCT_GXB[L,R]
VCCBAT 3 変動 ± 5% (**) スイッチャー (*) 1.8Vの場合は共有 オプションで VCCBATVCCPTVCCIO、および VCCPGM は、すべての電源レールに1.8Vが必要な場合、同じレギュレーターを共有することもできます。レギュレーターの機能によっては、この電源を複数の インテル® Arria® 10デバイスで共有することも選択できます。
VCCPT 1.8
VCCIO 変動
VCCPGM
VCCH_GXB[L,R] 1.8 分離 オプションで VCCH_GXB および VCCA_PLL は、すべての電源レールに1.8Vと適切なアイソレーション・フィルターが必要な場合、 VCCBATVCCPTVCCIO、および VCCPGM と同じレギュレーターを共有することもできます。
VCCA_PLL

(*) スイッチャーを使用してこのような電圧を供給する場合は、そのスイッチャーは必ず、 インテル® Arria® 10 GXおよびGTのピン接続ガイドライン の注7で定義されている低ノイズスイッチャーにしてください。

(**) VCCIO 電源に対してサポートされている許容範囲は、I/O規格によって異なります。詳細は、 インテル® Arria® 10デバイス・データシート のI/O規格の仕様を参照してください。特定のデザインに必要とされる電力を決定するには、EPE (Early Power Estimation) ツールを使用します。

各ボードデザインでは、独自の電力解析を行い、特定のボードデザイン要件を満たすために必要な電力レギュレーターを決定する必要があります。 インテル® Arria® 10 GTデバイスを使用した場合のブロック図の例を図6に示します。

図 6.  インテル® Arria® 10 GTの電源共有ガイドラインの例 (トランシーバーのデータレート <= 15.0Gbps(**) (チップツーチップ・アプリケーション)) (トランシーバーのデータレート <= 12.5Gbps(**) (バックプレーン・アプリケーション))