インテルのみ表示可能 — GUID: kxi1574431431411
Ixiasoft
1.3. CvPモード
CvPコンフィグレーション・スキームでは、次のモードをサポートしています。
- CvP Initializationモード
- CvP Updateモード
CvP Initializationモード
このモードでは、CvP PCIe* コアのコンフィグレーションを、FPGAのペリフェラル・イメージを使用して、オンボード・コンフィグレーション・デバイスを介して行います。その後、コア・ファブリックとすべてのGPIOのコンフィグレーションを PCIe* リンクを介して行います。
CvP Initializationモードを使用する利点は次のとおりです。
- PCIe* ウェイクアップ時間の要件を満たします。
- コアイメージをホストメモリーに格納することでコストを削減します。
CvP Updateモード
CvP Updateモードが使用可能になるのは、FPGAがユーザーモードに入った後です。初期のフル・チップ・コンフィグレーションまたはCvP初期化を通じてデバイスをコンフィグレーションして、デバイスをユーザーモードにすることができます。ユーザーモードでは、 PCIe* リンクは通常の PCIe* アプリケーションだけでなく、FPGAコアイメージの更新にも使用できます。
CvP Updateモードで使用するプロセスは、ルート・パーティションをブロックベースのデザインで再利用する際のプロセスと同じです。これによってデバイス・ペリフェラルを再利用できます。
このモードを選択するのは、次のいずれかの理由でコアイメージを更新する場合です。
- コアFPGAロジック機能の変更または修正
- リリースプロセスの一環としての標準的な更新の実行
- 複雑なシステムの一部であるさまざまなコンポーネント用コア・プロセシングのカスタマイズ
| サポートされているタイル | PCIe* のバージョン | サポートされているCvPモード |
|---|---|---|
| Pタイル | PCIe* 3.0 x16 PCIe* 4.0 x16 PCIe* 3.0 1x8 PCIe* 4.0 1x8 PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 |
CvP Initialization CvP Update |
| Rタイル | PCIe* 3.0 1x16 PCIe* 4.0 1x16 PCIe* 5.0 1x16 PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 PCIe* 5.0 2x8 PCIe* 3.0 1x8 + 2x4 PCIe* 4.0 1x8 + 2x4 PCIe* 5.0 1x8 + 2x4 |
CvP Initialization CvP Update |
| Fタイル | PCIe* 3.0 1x16 PCIe* 4.0 1x16 PCIe* 3.0 1x8 PCIe* 4.0 1x8 PCIe* 3.0 1x4 PCIe* 4.0 1x4 PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 PCIe* 3.0 4x4 PCIe* 4.0 4x4 |
CvP Initialization CvP Update |
注: PCIe* Hard IPで選択できるのは PCIe* 3.0以上のみですが、必要に応じてホストによる PCIe* 1.0および PCIe* 2.0へのリンクのダウン・トレーニングができます。
注: 真の独立サポートモードがイネーブルの場合は、CvPに対してPort0およびPin_PERST_0を使用します。
注: Pタイル: CvPアプリケーションは、 インテル® Quartus® Prime 20.4以降でサポートされています。
注: RタイルおよびFタイル: CvPアプリケーションは、 インテル® Quartus® Prime 21.2以降でサポートされています。
注: Pタイル、Rタイル、またはFタイルPCI ExpressがCvPに使用される場合、インテルQuartus Prime 22.4以降、次のモードでの分岐がサポートされます。この状況では、Port0がCvPに使用されるため、他のポートで分岐がサポートされます。
| サポートされているタイル | 分岐 PCIe* モード |
|---|---|
| Pタイル | PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 |
| Rタイル | PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 PCIe* 5.0 2x8 PCIe* 3.0 1x8 + 2x4 PCIe* 4.0 1x8 + 2x4 PCIe* 5.0 1x8 + 2x4 |
| Fタイル | PCIe* 3.0 2x8 PCIe* 4.0 2x8 PCIe* 3.0 4x4 PCIe* 4.0 4x4 |
注: Rタイル: デバイスをリコンフィグレーションする場合は、Rタイルへの REFCLK_GXR リファレンス・クロックがオンになっている必要があります。