Advanced Link Analyzer: ユーザーガイド

ID 683448
日付 4/27/2022
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ドキュメント目次

1. システム要件とインストール・ガイド

更新対象:
インテル® Quartus® Prime デザインスイート 22.1
この翻訳版は参照用であり、翻訳版と英語版の内容に相違がある場合は、英語版が優先されるものとします。翻訳版は、資料によっては英語版の更新に対応していない場合があります。最新情報につきまし ては、必ず英語版の最新資料をご確認ください。

Advanced Link Analyzerは、高速トランシーバー・リンク・シミュレーターです。高速のマルチギガビット・トランシーバー・リンクをデザインする場合、トランスミッター (TX) からレシーバー (RX) まで、およびその間のすべての相互接続のエンドツーエンドのパフォーマンスを確保する必要があります。

Advanced Link Analyzerのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス (GUI) とリンク・シミュレーターを使用すると、デザインサイクルの初期段階で高速リンクのパフォーマンスをすばやく簡単にセットアップして評価できます。また、Advanced Link Analyzerはボード・レベル・デザインで考えられる問題を特定するのにも役立ちます。Advanced Link Analyzerを使用すると、トランスミッターとレシーバーの最適なリンク・イコライゼーションやその他の電気的パラメーター設定をすばやく推定できます。Advanced Link Analyzerを使用して、ジッターやノイズなどのリンク・パフォーマンスを小さな確率レベルで予測することも可能です。

Advanced Link Analyzerでは、クロック転送構造を持つシリアルリンクをシミュレートできます。この構造では、専用クロックパスを使用して、レシーバーがイコライゼーションやデータ決定などのタイミング解決タスクに使用するクロック信号を送信します。クロック転送シリアルリンクをシミュレートするには、クロック信号IBIS-AMIトランスミッターと、入力クロック信号をサポートするIBIS-AMIレシーバーモデルが必要です。現在、Advanced Link Analyzerは、IBIS Open Forumに一覧表示されているBuffer Issue Resolution Documents (BIRD) の197、204、208、および209に従って、クロック転送IBIS-AMIモデルをサポートしています。

注: クロック・パス・シミュレーションのサポートは、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのバージョン22.1のベータ機能です。