Advanced Link Analyzer: ユーザーガイド

ID 683448
日付 4/27/2022
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ドキュメント目次

2.1.4.2. Characterization Data Access

ビルトインのデバイス特性データベースからレシーバーのジッター値を取得できます。Advanced Link Analyzerでは、要求に応じて、 インテル® Arria® 10 GX/SX/GT、 Stratix® V GT、 Stratix® V GX、および Arria® V GZの特性データベースへのアクセスをサポートします。IBIS-AMI Wrapper Technologyでサポートされているデバイスの場合、ジッター/ノイズモデルはIBIS-AMIモデルによって提供され、ラッパーはリンク設定に関連付けられた正しいジッター/ノイズ値を決定します。この機能が必要な場合は、マイ・インテル・サポートにお問い合わせください。

特性データへのアクセスには、次のガイドラインを使用します。

  • Stratix® V GX Stratix® V GT Arria® V GZまたはIntel Arria 10 GX/SX/GTが選択されている場合、Characterization Data Accessボタンが表示され、シミュレーションにレシーバーのジッター・パラメーターを含めることができます。
  • Characterization Data Accessは、PVTのバリエーションをカバーします。目的の動作条件に最適なプロセス、電圧、および温度条件を選択できます。
  • Characterization Data Accessをクリックすると、Advanced Link Analyzerは次の方法で特性データを使用するようにコンフィグレーションされます。
    • キャラクタライゼーション・データ・エントリーのJitter/Noise Component Modeの設定
    • Jitter/Noise Data Lockをオンにする
    • ジッター単位の選択に基づくデバイス特性データのインポート
      • RJ - 単位はUI (RMS) またはps (RMS) から選択できます。
      • Other Jitter - 単位としてUI (pk-pk)、UI (pk)、ps (pk-pk)、またはps (pk) を選択できます。

Advanced Link Analyzerシミュレーション・エンジンは、データベースからのこの特性データを使用します。

注:
  • インテル® Stratix® 10レシーバーのジッターとノイズの値は、IBIS-AMIモデルまたはIBIS-AMIモデルのドキュメントに従って、ユーザー入力から取得されます。
  • 特性データは、参考用にテキストボックスに表示されます。Advanced Link Analyzerシミュレーション・エンジンでは、独自のアルゴリズムを使用して、シミュレーションのジッターとノイズを正確にモデル化します。
  • Jitter/Noise Data Lockをオフにすると、ジッターとノイズの内容をロック解除できます。ただし、ジッターとノイズのモデルと値は、Jitter/Noise Data Lockがオンになっている場合とは異なる場合があります。
  • Characterization Data Accessは、データレートが次の範囲にある場合にサポートされます。
    • Stratix® V GX: 5 Gbpsから14.1 Gbps
    • Stratix® V GT: 19.6 Gbpsから28.1 Gbps
    • Arria® V GZ: 5 Gbpsから14.1 Gbps
    • インテル® Arria® 10 GX/SX: 3 Gbpsから17.4 Gbps
    • インテル® Arria® 10 GT: 3 Gbpsからデータシートで指定された最大データレート
    データレートが指定範囲外の場合、Advanced Link Analyzerは警告メッセージを表示し、ジッターデータは取得されません。データレートを変更する場合は、Characterization Data Accessをクリックして、新しいジッターデータを取得する必要があります。
  • データレート、帯域幅、PVT条件などのリンクおよびデバイスのコンフィグレーションを変更した後、Characterization Data Accessをクリックしてジッター値を更新する必要があります。
  • Jitter/Noise Data Lockがオンになっている場合、Advanced Link Analyzerは、次の条件下でジッターデータがシミュレーション・コンフィグレーションと一致するかどうかを調べます。
    • シミュレーションの開始時
    • リンク・コンフィグレーションの保存時
    • バッチ・シミュレーション・モード時に、ジッターデータが取得され、リンク・コンフィグレーションに基づいて計算される際

    リンク・コンフィグレーションがCharacterization Data Accessのサポート範囲を超えると、警告メッセージ (条件1および2) が表示され、ジッターがリセットされます (すべての条件)。

図 48. Characterization Data Access: PVT条件およびJitter/Noise Lock
Characterization Data Access: PVT条件およびJitter/Noise Lock
図 49. Characterization Data Accessの使用法とメッセージ

Characterization Data Accessボタンをクリックすると、メッセージボックスが表示されます。

図 50.  インテルのレシーバー・ジッター・データ使用法のメッセージウィンドウ