インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: 消費電力の解析と最適化

ID 683174
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

1.3.2.1.1. 消費電力解析のための信号アクティビティー・データの生成

次の手順でシミュレーション信号アクティビティーを生成し、それを電力解析に使用します。

  1. デザインのフルコンパイルを実行するには、Processing > Start Compilationの順にクリックします。
  2. シミュレーション・ファイルの出力設定を指定するには、Assignments > Settings > EDA Tool Settings > Simulationの順にクリックします。Tool nameでシミュレーターを選択し、Format for output netlistおよびOutput directoryを選択します。
  3. Map illegal HDL charactersをオンにします。この設定は、EDA Netlist WriterにVHDLまたはVerilog HDLの不正な文字をマッピングするよう指示します。それにより、消費電力解析のためのより正確なデータが得られます。
    図 6. シミュレーションに向けたEDA Tool Settings
  4. インテル® Stratix® 10デザインに向け、消費電力解析で使用する遅延のバックアノテーションを含むStandard Delay Output (.sdo) ファイルを生成するには、消費電力解析に向けたStandard Delay Outputの生成 を参照ください。
  5. インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで、Processing > Power Analyzer Toolをクリックします。Power Analyzerタブが表示されます。
  6. Input fileの、Use input files to initialize toggle rates and static probabilities during power analysisをオンにし、Add Power Input Filesをクリックします。Power Analyzer Settingsページが表示されます。
    図 7. 消費電力解析入力ファイルの指定
  7. 消費電力解析のための.vcdを指定するには、Addをクリックし、File nameEntitySimulation period.vcdに指定します。
  8. 生成した.vcdで電力解析中にグリッチ・フィルタリングを有効にするには、Perform glitch filtering on VCD filesをオンにします。このオプションの詳細については、シミュレーションのグリッチ・フィルタリング を参照ください。
  9. 消費電力の解析を実行するには、Power AnalyzerタブのStartをクリックします。消費電力解析結果のトグルレートを確認します。