インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410384061658
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1.5.2. モジュラー・デザイン・シミュレーションの電力解析フロー
最上位デザインを個別にシミュレーション後、生成されたすべての .vcdファイルをPower Analyzerにインポートすることができます。例えば、8b10b_dec、mux、8b10b_rxerr、8b10b_encをデザイン全体から独立してそれぞれシミュレーションすることができます。その後、各シミュレーションで生成された.vcdファイルを、適切なインスタンス名を指定しインポートできます。例えば、シミュレーションで8b10b_dec.vcd、8b10b_enc.vcd、8b10b_rxerr.vcd、mux.vcdのファイルが生成された場合、次の表にあるインポート指定を使用できます。
ファイル名 | エンティティー |
---|---|
8b10b_dec.vcd | Top|8b10b_dec:decode1 |
8b10b_dec.vcd | Top|8b10b_dec:decode2 |
8b10b_dec.vcd | Top|8b10b_dec:decode3 |
8b10b_rxerr.vcd | Top|8b10b_rxerr:err1 |
8b10b_enc.vcd | Top|8b10b_enc:encode1 |
mux.vcd | Top|mux:mux1 |
生成される消費電力解析は、各ファイルのシミュレーション・ベクトルを割り当てられたエンティティーに適用します。シミュレーションは、ピンおよび機能ブロックの出力に対し信号アクティビティーを提供します。エンティティー・インスタンスへの入力がデザイン全体の入力ピンである場合、そのインスタンスに関連するシミュレーション・ファイルは、そのインスタンスの入力に信号アクティビティーを提供しません。例えば、mux1などのエンティティーへの入力は、デコード・エンティティーの1つの出力で信号アクティビティーが指定されています。