インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: 消費電力の解析と最適化

ID 683174
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

2.4.7. DDRメモリー・コントローラーの設定

インテル® Arria® 10 外部メモリー・インターフェイス IPは、低電力モード設定を提供します。このオプションは、コントローラーがアイドル状態のときにDDRメモリーを省電力モードにし、外部メモリーDDRの消費電力を削減します。​Enable Auto Power-Down​およびAuto Power-Down Cycles​の設定でこの機能を有効にします。

パワーダウン・モード

Enable Auto Power-Downは、アイドル状態のコントローラー・クロック・サイクルが一定の回数に達した場合に、メモリーデバイスをパワーダウン・モードにするようコントローラーに指示します。アイドル待機時間はコンフィグレーションできます。自動パワーダウンに入るには、すべてのランクがアイドル状態でなければなりません。

Auto Power-Down Cyclesは、パワーダウン状態に入る前に必要なコントローラーがアイドル状態のサイクル数を指定します。トラフィック・パターンによってこのサイクル数を決定します。値が小さすぎると、コントローラーが過剰にパワーダウンに入り効率に影響します。 インテル® Arria® 10デバイスファミリーは、1から65534サイクルをサポートしています。

図 32.  インテル® Arria® 10 EMIFコントローラーのパラメーター

セルフ・リフレッシュ

トラフィックを長時間送信していない場合に、セルフ・リフレッシュを行うようコントローラーに指示します。セルフ・リフレッシュはパワーダウンよりも時間がかかりますが、削減される消費電力は多くなります。