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2.3.5. インテル® Quartus® Primeのコンパイラー設定
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、デザイン全体の消費電力を最適化する設定を提供しています。
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで最適化モードを設定するには、Assignments > Settings > Compiler Settingsの順にクリックします。
図 16. 消費電力最適化のためのコンパイラー設定
2つの電力最適化モードで、コンパイラーが優先する最適化のメトリクスを指示します。
Power (High effort—increases runtime)
High effortモードでは、コンパイル時間を増やし、デザインのパフォーマンスに影響を与えない最適化をさらに行うことが可能になります。High Power Effortモードは、コンパイルにより時間を費やし、配線の使用を減らすようコンパイラーを導きます。これにより動的消費電力を削減します。
Power (Aggressive—increases runtime, reduces performance)
Aggressiveモードは、コンパイル時間を増やしトレードオフを行います。このトレードオフは、他の最適化のメトリクス (パフォーマンス、エリアなど) を損なう可能性があります。Aggressive Powerモードにおいてコンパイラーは、(Signal Activityファイルを介して) 指定された最大のトグルレート、もしくは推定最大トグルレートを持つ信号の配線使用を低減しようと試みます。これにより動的消費電力はさらに削減されますが、パフォーマンスに影響する可能性があります。