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2.1.2. デバイスの選択
デバイスファミリーは、それぞれ異なる電力特性を持っています。選択するプロセス・テクノロジー、電源電圧、電気設計、デバイス・アーキテクチャーなど、多くのパラメーターがそれぞれのデバイスファミリーの消費電力に影響します。
消費電力は、単一のデバイスファミリー内においても異なります。より多くのトランジスターを備えるより大きなデバイスは、同じファミリーのより小さなデバイスよりも多くの静的電力を消費します。グローバル配線アーキテクチャーを採用しているデバイスでは、動的消費電力もデバイスサイズとともに増加する可能性があります。
デバイスパッケージの選択もまた、デバイスの放熱能力に影響を与えます。場合によっては、ジャンクション温度の制約を満たすために異なる冷却ソリューションを採用する必要があります。
プロセスの変動は消費電力に影響を与える可能性があります。サブスレッショルド・リーク電流はトランジスターのスレッショルド電圧の変化とともに指数関数的に変化するため、プロセスの変動は主に静的電力に影響を与えます。そのため、静的電力については装置の仕様を参照し、経験に基づく観測を行わないでください。プロセスの変動は、動的消費電力にほとんど影響しません。