インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: 消費電力の解析と最適化

ID 683174
日付 4/01/2019
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ドキュメント目次

2.3.3. エリアに重点を置く合成

合成の際にエリアの最適化を使用すると、使用する論理ブロックが少ないため、タイミングもしくは遅延の最適化の場合よりも消費電力が削減されます。より少ないロジックを使用することは通常、スイッチング動作が少ないことを意味します。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、SpeedBalancedAreaOptimization Techniqueオプションとして提供しています。このロジックオプションはまた、Assignment Editorを使用しデザインの特定のモジュールに指定することも可能です。例えば、Area設定でエリアの縮小を目指し (レジスター間のタイミング・パフォーマンスが犠牲になる場合があります)、その一方でデフォルトのOptimization Technique設定をBalancedに維持したまま特定のデバイスファミリーにおいてエリアと速度の最良のトレードオフを行う場合などです。制約が過剰な場合、Speed Optimization Techniqueはデザインのリソース使用率を増加させ、その結果、消費電力も増加する可能性があります。