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2.8. アドレス・スパン・エクステンダー・コンポーネントの使用
FPGA-to-SoCブリッジ・メモリーマップド・インターフェイスをコンフィグレーションして、アドレス空間全体をFPGAファブリック (それぞれ132GBおよび128GB) に公開することができます。アドレス・スパン・エクステンダー・コンポーネントでは、マスターするアドレス空間にメモリーマップド・ウィンドウを提供します。アドレス・スパン・エクステンダーを使用すると、FPGAマスターは、アドレススパンが小さい場合、FPGAブリッジによって公開されているアドレス空間全体にアクセスできます。
アドレス・スパン・エクステンダーは、ソフト・ロジック・マスターとFPGA-to-SoCブリッジの間で使用することができます。このコンポーネントによって、HPSにあるメモリーマップド・スレーブ・インターフェイスをアドレス指定する際にマスターに必要なアドレスビット数が削減できます。
次の図に示す例では、HPSコンポーネントのブリッジは、32ビット幅のアドレス (4GBのアドレススパン) 用にコンフィグレーションされています。
アドレス・スパン・エクステンダーは、FPGAのスレーブ・インターフェイスの場合、HPS-to-FPGA方向で使用することもできます。この場合、HPS-to-FPGAブリッジによって、FPGA内の限られた可変アドレス空間が公開されます。これは、アドレス・スパン・エクステンダーを使用してページングできます。
例えば、HPS-to-FPGAブリッジに1GBのスパンがあり、HPSがデバイスのFPGA部分にある3つの独立した1GBメモリーにアクセスする必要があるとします。これを実現するために、HPSでは、アドレス・スパン・エクステンダーをプログラムして、FPGA内の1つのSDRAM (1GB) に一度にアクセスします。この手法は、一般にページングまたはウィンドウ処理と呼ばれています。
インテルのスパン・エクステンダーの詳細については、Intel Quartus Prime Pro Edition User Guide: Platform Designer のAddress Span Extender のセクションを参照してください。