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2.2.1.1. Enable MPU Standby and Event Interfaces
Microprocessor Unit (MPU) スタンバイ信号は、MPUがスタンバイ状態にあることをFPGAファブリックに通知する信号です。イベント信号により Cortex*-A53プロセッサーをイベント待機 (WFE) ステートからウェイクアップします。Enable MPU Standby and Event Interfacesオプションをオンにすると、h2f_mpu_eventsコンジットがイネーブルされます。このコンジットを構成する信号は次のとおりです。
- h2f_mpu_eventi: FPGAからすべてのプロセッサーにイベントを通知するための入力です。この FPGA-to-HPS 信号を使用して、WFEステートのプロセッサーをウェイクアップします。この信号をアサートすると、 Cortex*-A53で SEV 命令を実行するのと同じ効果があります。この信号のデアサートは、FPGAファブリックのンフィグレーションまで続けてください。この信号は、少なくとも2 MPUクロックサイクルの間Highにアサートし、プロセッサーにいずれかの Cortex*-A53コアを認識させることが必要です。
- h2f_mpu_evento: 任意のMPUコアからFPGAファブリックへの出力です。このHPS-to-FPGA信号アサートされるのは、SEV 命令が Cortex*-A53プロセッサーによって実行された場合です。この信号は複数サイクルのパルスとして出力されます。そのため、FPGAのロジックは、立ち上がりエッジ検出回路を使用して、イベントの発生を検出する必要があります。
- h2f_mpu_standbywfe[3:0]: プロセッサーごとに出力され、プロセッサーがWFEスタンバイモードであるかどうかを示します。Highの場合、プロセッサーはWFEスタンバイモードになっています。
- h2f_mpu_standbywfi[3:0]: プロセッサーごとに出力され、プロセッサーが割り込み待機 (WFI) スタンバイモードにあるかどうかを示します。ロジックレベルがHighの場合、プロセッサーはWFIスタンバイモードになっています。
図 6. プラットフォーム・デザイナーのEnable MPU Signals