インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システム・コンポーネント・リファレンス・マニュアル

ID 683581
日付 8/05/2021
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ドキュメント目次

2.2.2.1. FPGA-to-HPS Slave Interface

FPGA-to-HPS Slaveインターフェイスにより、FPGAマスターからHPSにトランザクションを発行できます。次の各項目を使用します。
  • Interface specificationドロップダウンで、このマスター・インターフェイスをAXI-4またはACE-liteにコンフィグレーションします。
  • Enable/Data Widthドロップダウンで、このマスター・インターフェイスのデータ幅を128ビット、256ビット、または512ビットにコンフィグレーションします。
  • Interface address widthは、40ビットから20ビットまでコンフィグレーション可能です。これにより、FPGAファブリックによるHPSアドレス空間の大部分へのアクセスが可能になります。FPGAロジックのマスターのアドレス幅がブリッジよりも小さい場合、マスターからHPSアドレス空間へのアクセスを容易にするために、インテルのアドレス・スパン・エクステンダー・コンポーネントを使用します。
  • Interface destinationにより、トランザクションの配線をコンフィグレーションします。このインターフェイスでは、Cache Coherency Unit (CCU) への直接配線、SDRAMへの直接配線 (CCUをバイパス)、またはFPGA AXIマスターによって制御されるカスタム・コンフィグレーションをサポートします。
    表 3.  Interface Destinationの選択
    選択 説明
    CCU
    • AxUSER[7:0]0x04 に固定することで、トランザクションがCCUに直接配線されます。
    • FPGAからSDRAMへのコヒーレントおよび非コヒーレント・アクセスをサポートします。
    • FPGAの可視性を確保するため、HPS IOスペース間へのアクセスはすべてこのモードを使用する必要があります。
    SDRAM Direct
    • AxUSER[7:0]0xE0 に固定することにより、トランザクションがSDRAMに直接配線されます。
    • FPGAからSDRAMへの非コヒーレント・アクセスをサポートします。
    • HPS IO空間はFPGAからは見えません。
    Inband AXIまたはACE-Liteインターフェイスの AxUSER を公開します。AXIマスターを介して制御できます。

詳細については、「アドレス・スパン・コンポーネント・エクステンダーの使用」の章を参照してください。

このブリッジがイネーブルされている場合、インターフェイスは f2h_axi_slavef2h_axi_clock、およびf2h_axi_resetが使用可能になります。

このインターフェイスにより、FPGAからHPSスレーブの大部分にアクセスすることができます。このインターフェイスは、ACE-liteスレーブとしてコンフィグレーションされている場合、コヒーレント・メモリー・インターフェイスを提供します。FPGAファブリック内の他のインターフェイス規格 (Avalon Memory Mapped (Avalon-MM) インターフェイスへの接続など) は 、ソフト・ロジック・アダプターを使用してサポートすることができます。プラットフォーム・デザイナーのシステム・インテグレーション・ツールは、アダプターロジックを自動生成し、 AXI* からAvalon-MMインターフェイスに接続します。

注: hps_emifコンジットがイネーブルされるのは、AXIまたはACE-Liteブリッジのいずれかが選択されている場合です。

詳しくは、 インテル® Agilex™ ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアルHPSのブリッジ の章を参照してください。