AN 114:インテル® プログラマブル・デバイス・パッケージのボード・デザイン・ガイドライン

ID 683481
日付 10/09/2018
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ドキュメント目次

1.3.4.7. 0.5 mm 256ピンおよび100ピンMBGA用2レイヤーのPCB配線方法例

2006年には、0.5mmピッチMicro FineLine BGA® (MBGA) パッケージがMAX® IIデバイスファミリーに導入されています。このパッケージのサイズと重量は、携帯用アプリケーションや基板スペースや電力に制約があるアプリケーションに適しています。ピンのレイアウトおよびピン・アサインメントのデザインによって、はんだパッドからの信号がスルーホール・ビアを使用して2レイヤーに配線できるようになっています。次の図で示す2レイヤーの配線方法例は、それぞれ100ピンおよび256ピンのMBGAに対するものです。このレイアウトタイプが適しているのは、PCB厚さが1.5 mm以下の場合です。PCB厚さが1.5 mmを超える場合、ブラインドビアの使用がより適している可能性があるのはエスケープ・ルーティングです。2006年以降、MBGAパッケージがポートフォリオにさらに追加されており、そのエスケープ・ルーティングの例をこの項で示しています。

この項のPCB配線方法例ではVCCNとVSSを使用します。ピンテーブルでは、VCCNとVSSはそれぞれVCCIOとGNDに対応しています。

図 28. 0.5 mm 256ピンMBGA用2レイヤーのPCB配線方法例
図 29. 0.5 mm 100ピンMBGA用2レイヤーのPCB配線方法例