インテル® Cyclone® 10 LP デバイス・データシート

ID 683251
日付 5/08/2017
Public
ドキュメント目次

最大許容オーバーシュート/アンダーシュート電圧

遷移中、入力信号は次の表に示す電圧までオーバーシュートし、100 mA 未満の電流の大きさと20 ns 未満の時間では-2.0 V にアンダーシュートすることがあります。次の表は、許容される入力オーバーシュート電圧の最大値とオーバーシュート電圧の持続時間を、デバイスの寿命にわたってのパーセンテージとして示しています。オーバーシュートの最大許容期間は、デバイスの寿命にわたってのHigh 時間のパーセンテージとして指定されます。
注: DC 信号は100 % のデューティサイクルに相当します。例えば、4.3 V にオーバーシュートする信号は、デバイス寿命の65 % までの期間のみ4.3 V になることができます。デバイス寿命が10 年の場合、これは1 年の65/10 に相当します。
表 2.   Cyclone® 10 LP デバイスの10 年間の時間枠で遷移時に許容される最大オーバーシュート
シンボル パラメーター 条件(V) High 時間の % としてのオーバーシュート期間 単位
Vi AC 入力電圧 VI = 4.20 100
VI = 4.25 98
VI = 4.30 65
VI = 4.35 43
VI = 4.40 29
VI = 4.45 20
VI = 4.50 13
VI = 4.55 9
VI = 4.60 6

次の図では、オーバーシュート電圧は赤で示されており、 Cyclone® 10 LP デバイスの入力ピンには、4.3 V を超え4.4 V 以下にあります。例えば、オーバーシュートが4.3 V の場合、オーバーシュートのHigh 時間のパーセンテージは、10 年間で65 % と高くなります。High 時間のパーセンテージは、([delta T]/T) × 100 として計算されます。この10 年間は、デバイスが常に100 % のI/O トグルレートと50 % のデューティサイクル信号でオンになっていることを前提としています。I/O トグルレートを低くしたり、デバイスがアイドル状態にある場合は、寿命が長くなります。

図 1.  Cyclone® 10 LP デバイスのオーバーシュート期間