インテルのみ表示可能 — GUID: mlm1566295380213
Ixiasoft
2.6.1. Fault Injection Debugger
Fault Injection Debuggerを使用すると、システム動作中にランダムなCRAMビット反転を Intel Agilex® 7 FPGAに挿入できます。これらのシミュレートされたSEUストライクを使用して、デザインのSEU検出および回復シーケンスをテスト、デバッグ、および調整できます。
エラー挿入は、LUTRAMがLUTとしてコンフィグレーションされている場合にのみ実行でき、LUTRAMがRAMとしてコンフィグレーションされている場合は破棄されます。LUTRAM Checkingオプションをオンにすると、Fault Injection Debuggerツールでは、LUTRAMでエラー挿入が発生することを示す警告メッセージを表示します。インテルでは、LUTRAMチェックの精度を高めるために、.smh を追加することをお勧めします。
図 7. Intel Agilex® 7デバイスのFault Injection Debugger概要のブロック図
Fault Injection Debuggerの機能には、以下があります。
- シングルビット・エラーをランダムな位置または指定された領域に挿入します。
- エラー・メッセージ・キューを読み出して、エラー情報を報告します。
注: Fault Injection Debuggerを使用するには、ライセンスに「fault_injection_debugger_tool」機能が含まれるライセンスを取得した インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアが必要です。ライセンスにその機能があるかどうかを確認するには、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのメニューから、Assignment > Deviceを選択します。Device and Pin Optionsをクリックし、Error Detection CRCに移動します。Allow SEU fault injectionをオンにできる場合は、Fault Injection Debuggerツールを使用するための必要なライセンスを所有しています。