Intel Agilex® 7 SEUの緩和ユーザーガイド

ID 683128
日付 4/10/2023
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ドキュメント目次

2.1. CRAMエラーの検出と訂正

Intel Agilex® 7デバイスは、ソフトエラーを検出するオンチップEDC回路を備えています。内部スクラビング機能をイネーブルすると、 Intel Agilex® 7 FPGAは、SEUイベントによって発生したエラーが訂正可能な場合は訂正します。
表 3.  エラータイプの検出と訂正
エラータイプ 検出 訂正
シングル・ビット・エラー あり あり
ダブル隣接エラー あり あり
複数ビットエラー あり -

次の図では、EDCの動作を示しています。特定の Intel Agilex® 7デバイスの場合、合計セクターが均等にグループに分割されます。グループあたりのセクター数は、Smaxに基づいており、これは同じスレッドでEDCの動作を同時に実行できる最大セクター数です。Smaxにはデバイス依存性があります。System WindowでSmaxの詳細、つまりスレッド数を取得できます。この場合、Smax = 5、SEUの検出と訂正中に各グループは異なるスレッドで実行されます。最初のグループは、時間T0にEDCプロセスを実行します。これに続いて、時間T1およびT2にそれぞれ2番目と3番目のグループが、使用可能な最後のグループになるまで続きます。すべてのグループのEDCプロセスの1サイクルを完了するのにかかる時間は、デバイスの最小SEU間隔です。

図 1. EDCの動作
注: エンベデッド・メモリーのECC機能については、関連情報を参照してください。