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4.6.8. Signal Tapを使用したSEUまたはSDM ECCエラーの解析
Signal Tapを使用すると、Fault Injection Debuggerツールでエラーを挿入した後、Advanced SEU Detection IPから出力されたSEUエラーを解析できます。
次の手順は、Signal TapとAdvanced SEU Detection IPを使用してSEUおよびSDM ECCエラーを解析する例を示しています。
- Advanced SEU Detection IPバリアントをセットアップします。
- Use on-chip sensitivity processingをオフにして、Advanced SEU Detection IPを設定します。
- Advanced SEU Detection IP HDLを生成し、デザインに追加します。
- Advanced SEU Detection IPのリセットピンをLowに設定します。
- インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのメインメニューから、Tools > Signal Tap Logic Analyzerを選択します。
- New File from Templateウィンドウで、Quick Start Group > Default (default selection) に移動し、Createをクリックします。
Signal Tap Logic Analyzerウィンドウが表示されます。
- JTAG Chain Configurationで、正しいHardwareとDeviceを選択します。
- Signal Configurationセクションを設定します。
- Clockの...をクリックして、Node Finderを開きます。
- Node Finderウィンドウで、Advanced SEU Detection IPに接続したクロックをNamedに指定し、Searchをクリックします。
- Matching Nodes列でクロックを選択し、>をクリックして、OKをクリックします。
- 必要なSample depthを選択します。
- Storage qualifierのTypeで、Transitionalを選択します。
- Setupタブで信号をセットアップします。
- リストの空白部分をダブルクリックします。
- Node Finderウィンドウで、Namedに信号名を指定し、Searchをクリックします。
- Matching Nodes列で信号を選択し、>をクリックして、Insertをクリックします。
- Signal Tap Logic Analyzerメニューから、Processing > Start Compilationを選択します。
- SEUエラー解析を実行します。
- Signal Tapで解析を実行する前に、Fault Injection Debuggerツールで .sof をプログラムします。
- Fault Injection Debuggerツールを使用して、SDM ECCエラーまたはSEUエラーをランダムな位置に挿入します。関連情報を参照してください。
- Fault Injection Debuggerツールで、Read EMRをクリックします。
SystemタブのMessageリストにエラーの詳細が表示されます。
Signal Tapでは、avst_seu_source_valid 信号がHighにアサートされたときに、SEUエラーの詳細を avst_seu_source_data[63:0] 信号と比較できます。
図 12. SEUエラー挿入後のシステムメッセージ
図 13. Signal TapのSEUエラー出力波形
ECCエラーの場合は、generic_sdm_valid_out 信号がHighにアサートされたときに、SDM ECCエラーの詳細を generic_sdm_data_out[63:0] 信号と比較できます。
図 14. SDM ECCエラー挿入後のシステムメッセージ
図 15. Signal TapにおけるSDM ECCエラー出力波形