インテル® Arria® 10デバイス・データシート

ID 683771
日付 6/26/2020
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高速I/Oの仕様

表 47.   インテル® Arria® 10デバイスの高速I/Oの仕様

シリアライザー/デシリアライザー (SERDES) 係数J = 3から10である場合、SERDESブロックを使用します。

LVDSアプリケーションに対しては、整数PLLモードでPLLを使用する必要があります。

リンクのタイミング・クロージャー解析を実行することにより、レシーバーの残りのタイミングマージンを計算する必要があります。残りのタイミングマージンを決定するには、ボード・スキュー・マージン、トランスミッターのチャネル間スキュー、およびレシーバーのサンプリング・マージンを考慮する必要があります。

インテル® Arria® 10デバイスは、すべてのI/Oバンクで真のLVDS出力バッファータイプを使用して、次の出力規格をサポートします。
  • 最大360 Mbpsのデータレートを備えた真のRSDS出力規格
  • 最大400 Mbpsのデータレートを備えた真のmini-LVDS出力規格
シンボル 条件 –E1S 71、-E1H、-I1S71、-I1H –E2L、–E2S71、–I2L、–I2S71 –E3L、–E3S71、–E3V、–I3L、–I3S71、–I3V 単位
最小値 標準値 最大値 最小値 標準値 最大値 最小値 標準値 最大値
fHSCLK_in (入力クロック周波数) True Differential I/O Standards クロックブースト係数 W = 1から40 72 10 800 10 700 10 625 MHz
fHSCLK_in (入力クロック周波数) Single Ended I/O Standards クロックブースト係数W=1~40 72 10 625 10 625 10 525 MHz
fHSCLK_OUT (出力クロック周波数) 800 73 700 73 625 73 MHz
トランスミッター True Differential I/O Standards - fHSDR (データレート) 74 SERDES係数 J = 4~10 75 76 77 77 1600 77 1434 77 1250 Mbps
SERDES係数J = 3 75 76 77 77 1200 77 1076 77 938 Mbps
SERDES係数J = 2、DDRレジスター使用 77 333 78 77 275 78 77 250 78 Mbps
SERDES係数J = 1、DDRレジスター使用 77 333 78 77 275 78 77 250 78 Mbps
tx Jitter - True Differential I/O Standards データレートの合計ジッター、600 Mbps~1.6 Gbps 160 200 250 ps
データレートの合計ジッター、< 600 Mbps 0.1 0.12 0.15 UI
tDUTY 79 Differential I/O StandardsのTX出力クロック・デューティー・サイクル 45 50 55 45 50 55 45 50 55 %
tRISE & & tFALL 76 80 True Differential I/O Standards 160 180 200 ps
TCCS 79 74 True Differential I/O Standards 150 150 150 ps
レシーバー True Differential I/O Standards - fHSDRDPA (データレート) SERDES係数 J = 4~10 75 76 77 150 1600 150 1434 150 1250 Mbps
SERDES係数J = 3 75 76 77 150 1200 150 1076 150 938 Mbps
fHSDR (データレート) (DPAなし) 74 SERDES係数 J = 3~10 77 81 77 81 77 81 Mbps
SERDES係数J = 2、DDRレジスター使用 77 78 77 78 77 78 Mbps
SERDES係数J = 1、DDRレジスター使用 77 78 77 78 77 78 Mbps
DPA (FIFOモード) DPAランレングス 10000 10000 10000 UI
DPA (ソフトCDRモード) DPAランレングス SGMII/GbEプロトコル 5 5 5 UI
他のすべてのプロトコル 208 UIあたり50データ遷移 208 UIあたり50データ遷移 208 UIあたり50データ遷移
ソフトCDRモード ソフトCDR ppm許容値 300 300 300 ± ppm
非DPAモード Sampling Window 300 300 300 ps
71 –E1Sおよび–E2Sスピードグレードは、VCC = 0.9 Vおよび0.95 Vの両方に適用されます。–E3Sスピードグレードは、VCC = 0.9 Vにのみ適用されます。
72 Clock Boost Factor (W) は、入力データレートと入力クロックレート間の比率です。
73 この値は、PHYクロック・ネットワークを使用することで達成可能です。
74 PCBトレース長によるパッケージスキュー補正が必要です。
75 Fmaxの仕様は、シリアルデータに使用される高速クロックに基づいています。インターフェイスのFmaxは、デザインに依存するパラレル・クロック・ドメインにも依存しており、タイミング解析を必要とします。
76 VCCおよびVCCPは組み合わされた電力層に存在し、チップ間インターフェイスの最大負荷は5 pFである必要があります。
77 最小仕様は、(PLLおよびクロックピンなどの) 使用するクロックソースや (グローバル、リージョナル、ローカルの) クロック配線リソースによって異なります。I/O差動バッファーおよびシリアライザーに関しては、最小トグルレートは存在しません。
78 デザインのタイミングを収束し、かつシグナル・インテグリティーがインターフェイス要件を満たしている場合、理想的な最大データレートは、SERDES係数 (J) x PLLの最大出力周波数 (fOUT) となります。
79 DIVCLK = 1には適用されません。
80 これは、デフォルトのプリエンファシス設定およびVOD設定にのみ適用されます。
81 リンクのタイミング・クロージャー解析を実行することで、非DPAモードで達成可能な最大データレートを見積もることができます。サポートされている最大のデータレートを決定するには、ボード・スキュー・マージン、トランスミッターの遅延マージン、およびレシーバーのサンプリング・マージンを考慮する必要があります。