インテル® Arria® 10デバイス・データシート

ID 683771
日付 6/26/2020
Public
ドキュメント目次

インテル® Arria® 10 GX、SX、およびGTデバイス用のトランシーバーの仕様

表 30.  リファレンス・クロックの仕様
シンボル/説明 条件 すべてのトランシーバーのスピードグレード 単位
最小値 標準値 最大値
Supported I/O Standards 専用リファレンス・クロック・ピン CML、Differential LVPECL、LVDS、およびHCSL
RXリファレンス・クロック・ピン CML、Differential LVPECL、およびLVDS

Input Reference Clock Frequency

(CMU PLL)

  61 800 MHz

Input Reference Clock Frequency

(ATX PLL)

  100 800 MHz

Input Reference Clock Frequency

(fPLL PLL)

 

25 43 /

50 44

800 MHz
立ち上がり時間 20%~80% 400 ps
立ち下がり時間 80%~20% 400 ps
デューティー・サイクル 45 55 %
スペクトラム拡散変調クロック周波数 PCIe 30 33 kHz
スペクトラム拡散のダウン拡散 PCIe 0~-0.5 %
オンチップ終端抵抗 100 Ω
絶対VMAX 専用リファレンス・クロック・ピン 1.6 V
RXリファレンス・クロック・ピン 1.2 V
絶対VMIN -0.4 V
ピーク・ツー・ピーク差動入力電圧 200 1600 mV
VICM (AC結合) VCCR_GXB = 0.95 V 0.95 V
VCCR_GXB = 1.03 V 1.03 V
VCCR_GXB = 1.12 V 1.12 V
VICM (DC結合) PCIeリファレンス・クロックのHCSL I/O規格 250 550 mV
Transmitter REFCLK Phase Noise (622 MHz) 45 100 Hz -70 dBc/Hz
1 kHz -90 dBc/Hz
10 kHz -100 dBc/Hz
100 kHz -110 dBc/Hz
≥ 1 MHz -120 dBc/Hz
Transmitter REFCLK Phase Jitter (100 MHz) 1.5 MHz~100 MHz (PCIe) 4.2 ps (rms)
RREF 2.0 k ±1% Ω
TSSC-MAX-PERIOD-SLEW Max SSC df/dt     0.75  
表 31.  トランシーバー・クロックの仕様
シンボル/説明 条件 すべてのトランシーバーのスピードグレード 単位
最小値 標準値 最大値
トランシーバー・キャリブレーション用の CLKUSR ピン Transceiver Calibration 100 125 MHz
reconfig_clk リコンフィグレーション・インターフェイス 100 125 MHz
表 32.  トランシーバー・クロック・ネットワークの最大データレートの仕様
クロック・ネットワーク 最大パフォーマンス 46 チャネルスパン 単位
ATX fPLL CMU
x1 17.4 12.5 10.3125 1つのバンクに6チャネル Gbps
x6 17.4 12.5 N/A 1つのバンクに6チャネル Gbps
PLLフィードバック補償モード 17.4 12.5 N/A サイドワイド Gbps
0.95 V VCCR_GXB/VCCT_GXBでxN 10.5 10.5 N/A 上2つのバンクと下2つのバンク 46 47 Gbps
1.03 V VCCR_GXB/VCCT_GXBでxN 15.0 12.5 N/A 上2つのバンクと下2つのバンク 46 47 Gbps
1.12 V VCCR_GXB/VCCT_GXBでxN 16.0 12.5 N/A 上2つのバンクと下2つのバンク 46 47 Gbps
表 33.  レシーバーの仕様
シンボル/説明 条件 すべてのトランシーバーのスピードグレード 単位
最小値 標準値 最大値
Supported I/O Standards High Speed Differential I/O、CML、Differential LVPECL、およびLVDS 48
レシーバーピンの絶対VMAX 49 1.2 V
レシーバーピンの絶対VMIN 49 -0.4 V
デバイス・コンフィグレーション前の最大ピーク・ツー・ピーク差動入力電圧VID (diff p-p) 1.6 V
デバイス・コンフィグレーション後の最大ピーク・ツー・ピーク差動入力電圧VID (diff p-p) VCCR_GXB = 1.12 V 2.0 V
VCCR_GXB = 1.03 V 2.0 V
VCCR_GXB = 0.95 V 2.4 V
レシーバーのシリアル入力ピンでの最小差動アイ開口部 50 50 mV
差動オンチップ終端抵抗 85-Ω設定 85 ± 30% Ω
100-Ω設定 100 ± 30% Ω
VICM (ACおよびDC結合) 51 VCM = 0.65 V 600 mV
VCM = 0.7 V 700 mV
VCM = 0.75 V 700 mV
tLTR 52 10 µs
tLTD 53 4 µs
tLTD_manual 54 4 µs
tLTR_LTD_manual 55 15 µs
Run Length 200 UI
CDR PPM許容値 PCIeのみ -300 300 PPM
他のすべてのプロトコル -1000 1000 PPM
Programmable DC Gain 設定 = 0~4 0 10 dB
High Gainモードおよび0.95 V VCCRのData Rate ≤ 6 GbpsにおけるProgrammable AC Gain 設定 = 0~28 0 19 dB
High Gainモードおよび1.03 V VCCRのData Rate ≤ 6 GpbsにおけるProgrammable AC Gain 設定 = 0~28 0 21 dB
High Gainモードおよび1.03 V VCCRのData Rate ≤ 17.4 GpbsにおけるProgrammable AC Gain 設定 = 0~28 0 17 dB
High Data RateモードでのProgrammable AC Gain 設定 = 0~15 0 8 dB
表 34.  トランスミッターの仕様
シンボル/説明 条件 すべてのトランシーバーのスピードグレード 単位
Min Typ Max
Supported I/O Standards High Speed Differential I/O 56
差動オンチップ終端抵抗 85-Ω設定 85 ± 20% Ω
100-Ω設定 100 ± 20% Ω
VOCM (AC結合) VCCT = 0.95 V 450 mV
VCCT = 1.03 V 500 mV
VCCT = 1.12 V 550 mV
VOCM (DC結合) VCCT = 0.95 V 450 mV
VCCT = 1.03 V 500 mV
VCCT = 1.12 V 550 mV
立ち上がり時間 57 20%~80% 20 130 ps
立ち下がり時間 57 80%~20% 20 130 ps
差動ペア内スキュー 58 TX VCM = 0.5 VおよびSLEW_R5のスルーレート設定 59 15 ps
表 35.  標準的なトランスミッターVODの設定
シンボル VOD設定 VOD/VCCT
VOD差動値 = VOD/VCCT比 x VCCT 31 1.00
30 0.97
29 0.93
28 0.90
27 0.87
26 0.83
25 0.80
24 0.77
23 0.73
22 0.70
21 0.67
20 0.63
19 0.60
18 0.57
17 0.53
16 0.50
15 0.47
14 0.43
13 0.40
12 0.37
表 36.  トランスミッターのチャネル間スキューの仕様
モード チャネルスパン 最大スキュー 単位
x6 Clock 1つのバンクで最大6チャネル 61 ps
xN Clock 2つのバンク以内 230 ps
上2つのバンクと下2つのバンク 500
PLL Feedback Compensation 606162 サイドワイド 1600 ps
43 この仕様は、HDMIモード専用です。
44 この仕様は、その他のHDMI以外のモード用です。
45 622 MHz以外の周波数における REFCLK 位相ノイズ要件を計算するには、次の計算式、f (MHz) での REFCLK 位相ノイズ = 622 MHzでの REFCLK 位相ノイズ + 20*log(f/622) を使用します。
46 最大データレートはスピードグレードによって異なります。
47 詳細については、 インテル® Arria® 10トランシーバーPHYユーザーガイド内のPLLおよびクロック・ネットワークの章を参照してください。
48 CML、Differential LVPECL、およびLVDS は、AC結合リンクでのみ使用されます。
49 デバイスは、この絶対最大定格での長時間の動作に耐えることはできません。
50 レシーバー入力ピンでの差動アイ開口部の仕様は、Receiver Equalizationがディスエーブルであることを前提としています。Receiver Equalizationをイネーブルすると、レシーバー回路は、イコライゼーション・レベルに応じて、より低い最小アイ開口部を許容できます。
51 Hybrid Memory Cube (HMC) またはIntel QuickPath Interconnect (QPI) 仕様を使用する場合、 インテル® Arria® 10デバイスはDC結合のみをサポートします。
52 tLTRは、リセットが解除された後、レシーバーCDRが入力リファレンス・クロック周波数にロックするために必要となる時間です。
53 tLTDは、rx_is_lockedtodata 信号がHighになった後、レシーバーCDRが有効なデータの回復を開始するために必要となる時間です。
54 tLTD_manualは、CDRがマニュアルモードで機能している場合に、rx_is_lockedtodata 信号がHighになった後、レシーバーCDRが有効なデータの回復を開始するために必要となる時間です。
55 tLTR_LTD_manualは、CDRがマニュアルモードで機能している場合に、rx_is_lockedtoref 信号がHighになった後、レシーバーCDRがLock to Reference (LTR) モードで保持される必要のある時間です。
56 High Speed Differential I/Oは、 インテル® Arria® 10トランシーバーのトランスミッター専用のI/O規格です。
57 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアは、デザイン・コンフィグレーションに応じて適切なスルーレートを自動的に選択します。
58 QPIモードでは、VCM < 0.17 Vの場合、入力Vidは100 mVより大きい必要があります。VCM > 0.17 Vの場合は、入力Vidは70 mVより大きい必要があります。
59 SLEW_R1が最も遅く、SLEW_R5が最も速くなります。SLEW_R6およびSLEW_R7は使用しません。
60 テスト中、refclk は125 MHzに設定されています。
61 リファレンス・クロック周波数を上げることで、レーン間のスキューを低減することができます。
62 中央の refclk の位置によって、レーン間スキューが最小になります。