インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: PCBデザインツール

ID 683768
日付 11/04/2020
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ドキュメント目次

1.5.10. HSPICEシミュレーションに基づいたデザインの調整

シミュレーション結果に基づいて、必要に応じてI/O割り当てやシミュレーション・パラメーターを調整することができます。 例えば、シミュレーション実行後、デスティネーション・バッファーでシミュレートされた信号にオーバシュートまたはリンギングが発生している場合、ドライブ強度のI/O割り当ての設定を低い値に調整することができます。HSPICEデッキを再生成し、シミュレーションを再度実行して、この変更により問題が解決されたかどうかを確認します。
図 16. AvanWaves Waveform Viewerで観察されるオーバーシュートの例

デスティネーションで不連続性をはじめとする異常が観察される場合、 インテル® Quartus® Prime Board Trace Modelのボードの記述を調整するか、生成されたHSPICEモデルファイルで終端スキームを変更するか、あるいは終端コンポーネントの値を調整します。これらの変更の実行後、必要に応じてHSPICEファイルを再生成し、シミュレーションを再度実行して、この調整により問題が解決されたかどうかを確認します。

図 17. AvanWaves Waveform Viewerで観察されるシグナル・インテグリティー異常の例

ボードレベルのシグナル・インテグリティーの詳細およびシンプルな変更でFPGAデザインを改善する方法については、 Intel Signal & Power Integrity Centerを参照してください。