AN 888: インテル® Stratix® 10デバイス用のディナミック・リコンフィグレーションを使用したPHY Lite for Parallel Interfacesのリファレンス・デザイン

ID 683220
日付 9/11/2020
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ドキュメント目次

1.5.2. リード・デスキュー・アルゴリズム

PHY Lite for Parallel Interfaces IPコアには、キャリブレーション・エンジンやキャリブレーション・アルゴリズムは付属していません。

リード・デスキュー・アルゴリズムは、DQSをすべてのDQに中央揃えすることにより、データをキャプチャーする最適なマージンを取得するためのキャリブレーション・アルゴリズムを作成する方法を示しています。このアルゴリズムは、PHY Lite for Parallel Interfaces側の入力の次のノブを調整します。

表 2.  ノブのステップサイズ
ノブ ステップあたりの単位
DQSen delay 1つの外部インターフェイス・クロック・サイクル
DQSen phase 1、128、および2.5クロック・サイクル
Input DQS 1、256、および2.5クロック・サイクル
Input per-bit DQ 1、256、および2.5クロック・サイクル
このアルゴリズムは、次の3つのステップでコンフィグレーションされています。
  1. DQSenキャリブレーション
    • DQSen(遅延+フェーズ)設定を最小から最大までスイープします。
      for (cur_delay = PIN_DQS_EN_DLY_DLY_VAL_MIN; cur_dly <=
      PIN_DQS_EN_DLY_DLY_VAL_MAX; cur_dly++) {
          for (cur_phase = PIN_DQS_EN_PHASE_DLY_VAL_MIN; cur_phase <= PIN_DQS_EN_PHASE_DLY_VAL_MAX; cur_phase++) {
          //More code goes here
          }
      }
      
    • 反復ごとに、比較するために各ピンに5つの別々のパターンを送信します。
    • 通過するウィンドウ幅を検索します。
    • 通過ウィンドウのDQSen遅延とDQSenフェーズを中央に設定します。
  2. ビットごとのDQ デスキュー
    • 個々のdq_input_delayをスイープして、右端と左端の両方を検索します。
    • ビットごとのDQをその中心((左端+右端)/ 2)に設定します。
  3. DQSデスキュー
    • dqs_input_delayを高から低にスイープします。
    • 通過するウィンドウ幅を検索し、DQSを中央に設定します。