AN 766: インテル® Stratix® 10デバイス 高速信号インターフェイス・レイアウトのデザイン・ガイドライン

ID 683132
日付 3/12/2019
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ドキュメント目次

PCB ACキャパシター配置レイアウトに関する推奨事項

図 47. 0402 ACキャパシターの推奨レイアウトこのレイアウトの場合、スタックアップへの依存はありません。

0402 ACキャパシターのレイアウトについては、次のガイドラインに従ってください。

  • ACキャパシターは、RXレーンの最上位レイヤーまたは最下位レイヤーに取り付けます (特定のインターフェイスの場合)。
  • ACキャパシターが最上位レイヤーに取り付けられている場合、RX配線は、バックドリルを使用したストリップラインにして、可能な限り最上位レイヤーに近づけてください。これにより、ACキャパシター信号ビアが低くなります。
  • ACキャパシターが最下位レイヤーに取り付けられている場合、RX配線は、ストリップラインにし、最下位レイヤーに可能な限り近接させ、最上部からのビアのバックドリルを使用してください。
  • ACキャパシター直下のA x B GNDカットアウト (1レイヤーGNDカットアウトのみ)
  • 信号間ビアピッチP = 40 mil
  • 信号対GNDビアピッチC = 30 mil
  • 信号/GNDビアドリル径 = 10 mil
  • 信号/GNDビアパッド径 = 20 mil
  • 信号アンチパッド径 = 45 mil
図 48. 0201 ACキャパシターの推奨レイアウトこのレイアウトでは、スタックアップへの依存はありません。

0201 ACキャパシターのレイアウトについては、次のガイドラインに従ってください。

  • ACキャパシター直下のA x B GNDカットアウト (1レイヤーGNDカットアウトのみ)
  • 信号間ビアピッチP = 40 mil
  • 信号対GNDビアピッチC = 30 mil
  • 信号/GNDビアドリル径 = 10 mil
  • 信号/GNDビアパッド径 = 20 mil
  • 信号アンチパッド径 = 45 mil

インテルでは、0402 ACキャパシターではなく0201 ACキャパシターをできる限り使用することををお勧めします。これにより、差動リターン損失およびTDR性能が改善されます。

図 49. 0402 ACキャパシターと0201 ACキャパシターのレイアウト間での差動リターン損失およびTDRの比較この図で示しているのは、GNDカットアウトおよびビア・アンチパッドの最適化後の結果です。どちらの構造でも、22 mil信号ビア・アンチパッド半径を使用しています。0201 ACキャパシターのGNDカットアウト幅は55 milで、0402 ACキャパシターのGNDカットアウト幅は90 milです。これは、キャパシター直下の1番目のGNDレイヤーにあります。