AN 766: インテル® Stratix® 10デバイス 高速信号インターフェイス・レイアウトのデザイン・ガイドライン

ID 683132
日付 3/12/2019
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ドキュメント目次

Interlakenチャネル・インターフェイスのパフォーマンス例

この例にあるチャネルのデザインは、TYCO Interlakenコネクターを使用したInterlakenインターフェイス用です。上記のボードレイアウトに関する推奨事項は、このチャネルデザインで使用します。このデザイン例は、 インテル® Arria® 10デバイス開発キットで実装します。

TXチャネルがこの3D HFSSシミュレーション用に選択されています。TXチャネルのレイヤー26での配線には、レイヤー27までバックドリルを使用します。PCB配線の合計は、角の丸いストリップライン配線を使用した場合、約3.94インチです。

図 105. Interlakenチャネル例のスタックアップ・レイヤーおよび材料データチャネル例の仕様は次のとおりです。
  • 30層
  • 銅箔-HVLP
  • 表面粗さ= 2 µm
  • バックドリル
  • 材料 = Megtron6
  • 総厚 = 153.3 mil
図 106. シミュレーション用Interlaken TXチャネル

次の図で示すのは、FPGA BGA/ボールから最上位レイヤーのInterlakenコネクター信号パッドまでのホストPCB TXチャネルのパフォーマンスです。

図 107. ホストPCBのみでの差動挿入損失結果にはInterlakenコネクターは含まれません。
図 108. PCB上のInterlaken コネクターパッドからの差動リターン損失結果にはInterlakenコネクターは含まれません。

挿入損失は、電気的仕様の章に記載されている仕様を下回っています。この仕様で指定しているホストPCBの挿入損失は7 dB未満です。

図 109. Arria 10デバイス開発キットのさまざまなTX Interlakenチャネルの差動測定TDRパフォーマンスこの結果で示しているのは、さまざまなTXチャネルのPCBトレース・インピーダンスとコネクター・ファンアウト領域のみに焦点を合わせたパフォーマンスです。