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1. Intel Agilex® 7 FPGA FシリーズおよびIシリーズのクロッキングおよびPLLの概要
2. FシリーズおよびIシリーズのクロッキングおよびPLLのアーキテクチャーと機能
3. FシリーズおよびIシリーズのクロッキングおよびPLLのデザインの考慮事項
4. Clock Control Intel FPGA IPコア
5. IOPLL Intel FPGA IPコア
6. IOPLL Reconfig Intel FPGA IPコア
7. Intel Agilex 7のクロッキングおよびPLLユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズのアーカイブ
8. Intel Agilex® 7クロッキングおよびPLLユーザーガイドの文書改訂履歴
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2.2.11. PLL入力クロック・スイッチオーバー
クロック・スイッチオーバー機能を使用すると、I/O PLLによって、2つのリファレンス入力クロック間の切り替えができます。この機能は、クロック冗長性が必要な場合に使用します。また、デュアル・クロック・ドメインのアプリケーションで、前のクロックが停止するとシステムが冗長クロックに切り替わる場合にも使用できます。デザインによるクロック・スイッチオーバーは、クロックがトグルしなくなったとき自動で行われるか、ユーザーのコントロール信号 clkswitch に基づいて行われます。
FシリーズおよびIシリーズのI/O PLLでサポートするクロック・スイッチオーバー・モードは、次のとおりです。
- 自動スイッチオーバー: クロックセンス回路によって現在のリファレンス・クロックを監視します。現在のリファレンス・クロックがトグルしなくなると、リファレンス・クロックは自動的に inclk0 クロックまたは inclk1 クロックに切り替わります。
- 手動クロック・スイッチオーバー: クロック・スイッチオーバーの制御には、extswitch 信号が使われます。extswitch 信号がロジックHighからロジックLowになり、inclk に切り替わるまでに少なくとも3クロックサイクルの間Lowのままになると、I/O PLLへのリファレンス・クロックは、inclk0 から inclk1、またはその逆に切り替わります。
- 手動オーバーライドによる自動スイッチオーバー: このモードでは、自動スイッチオーバーと手動クロック・スイッチオーバーを組み合わせたものです。extswitch 信号がLowになると、自動クロック・スイッチオーバー機能がオーバーライドされます。extswitch 信号がLowである限り、それ以上のスイッチオーバー動作はブロックされます。