Intel Agilex® 7のクロッキングおよびPLLユーザーガイド: FシリーズおよびIシリーズ

ID 683761
日付 4/10/2023
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ドキュメント目次

6.3.1. .mifストリーミング・リコンフィグレーション

.mif ストリーミングでは、IOPLL Reconfig IP コアを介してI/O PLLのダイナミック・リコンフィグレーションを実行できます。これには、オンチップRAMに保存されている事前定義済みの設定を使用します。 この事前定義済みのコンフィグレーション (最大32個のI/O PLLコンフィグレーション) を含む .mif ファイルをIOPLL IPコアのパラメーター・エディターで生成する必要があります。

.mif ストリーミング・リコンフィグレーションを実行するには、次の手順に従います。

  1. mgmt_address[9:8] = 2’b00に設定して .mif ストリーミング・モードを選択し、mgmt_writedata[4:0].mif ファイル内の目的のコンフィグレーションのインデックスに設定します。
  2. .mif ストリーミング・リコンフィグレーションをI/O PLLで開始するには、mgmt_write 信号を1 mgmt_clk サイクルの間アサートします。mgmt_waitrequestIOPLL Reconfig IPコアによってアサートされ、その一方で .mif ストリーミングが進行します。
  3. リコンフィグレーションの完了後、mgmt_waitrequest 信号がデアサートされます。
  4. IOPLL Reconfig IPコアのパラメーター・エディターで、Assert waitrequest until IOPLL has lockedオプションを選択すると、I/O PLLがロックされます。もしくは、I/O PLLがロックするまで待機すれば、I/O PLLのリコンフィグレーションが完了したことが確認できます。

再キャリブレーションは、.mif ストリーミング・リコンフィグレーションの場合は自動で行われます。.mif ファイルを使用して再キャリブレーションを手動でトリガーする場合は、.mifを使用した再キャリブレーション のセクションの手順に従います。