SDI Audio Intel FPGA IPのユーザーガイド

ID 683333
日付 6/21/2022
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ドキュメント目次

5.2. SDI Audio Extractの信号

以下の表に、SDI Audio Extract IPコアの信号を示します。

次の表は、クロックリカバリー入力信号と出力信号を示します。

表 14.  SDI Audio Extractのリカバリー入力信号と出力信号

信号

方向

詳細

reset

[0:0]

入力

この信号はシステムをリセットします。

fix_clk

[0:0]

入力

Include Clockパラメーターをオンにする場合は、この200MHzリファレンス・クロックをアサートします。

Include Clockパラメーターをオンにしない場合は、この信号をLowに結び付けます。

aud_clk_out

[0:0]

出力

Include Clockパラメーターをオンにすると、コアはこの64 × サンプルレートのクロック (3.072MHzオーディオクロック) をアサートします。このクロックを使用して、同期モードでオーディオ・インターフェイスにクロックを提供します。

コアはこのクロックをデジタルで作成するため、ジッターレベルが高くなる傾向があります。

aud_clk48_out

[0:0]

出力

Include Clockパラメーターをオンにすると、コアはこのサンプル・レート・クロックをアサートします。

aud_z

[0:0]

出力

コアはこの信号をアサートし、Zプリアンブルを示します。

次の表に、ビデオ入力信号を示します。

表 15.  SDI Audio Extractのビデオ入力信号

信号

方向

詳細

vid_clk

[0:0]

入力

ビデオクロックは通常、SD-SDI規格では27MHz、HD-SDI規格では74.25MHzまたは74.17MHz、3G-SDI規格では148.5MHzまたは148.35MHzです。vid_datavalidでは、より高いクロックレートを使用することができます。
vid_std

[1:0]

入力

受信ビデオ規格を示します。3G-SDI、デュアル標準、およびトリプル標準モードにのみ適用されます。

この信号を設定し、次の形式を示します。

  • 00b: 10ビットSD-SDI
  • 01b: 20ビットHD-SDI
  • 10b: 3G-SDI Level B
  • 11b: 3G-SDI Level A
vid_datavalid

[0:0]

入力

ビデオデータが有効な場合に、この信号をアサートします。

vid_data

[19:0]

入力

この信号は、ルーマとクロマの情報を伝送します。

SD-SDI

  • [19:10] 未使用
  • [9:0] Cb、Y、Cr、Yマルチプレクス

HD-SDIおよび3G-SDI Level A

  • [19:10] Y
  • [9:0] C

3G-SDI Level B

  • [19:10] Cb、Y、Cr、Yマルチプレクス (リンクA)
  • [9:0] Cb、Y、Cr、Yマルチプレクス (リンクB)
vid_locked

[0:0]

入力

ビデオがロックされている場合に、この信号をアサートします。

次の表に、オーディオ入力信号および出力信号を示します。

表 16.  SDI Audio Extractのオーディオ入力信号および出力信号

信号

方向

詳細

aud_clk

[0:0]

入力

このクロックは、抽出されたオーディオに同期する3.072MHzに設定します。

SD-SDI入力の場合、この動作モードでは、コアはビデオに同期するオーディオを抽出するように制限されます。HD-SDI入力の場合、このクロックをオプションの48kHz出力から生成する、もしくはオーディオをビデオに同期させる必要があります。

aud_ws_in

[0:0]

入力

一部のオーディオレシーバーはワードセレクト出力を提供し、複数のオーディオ抽出コアのシリアル出力を揃えます。このような場合は、この信号をアサートしてオーディオ抽出の出力タイミングを外部から制御します。それ以外の場合は、0に設定します。この信号は、Highの状態で32 aud_clkサイクル、それに続いてLowの状態で32 aud_clkサイクルを繰り返すサイクルである必要があります。

aud_de

[0:0]

出力

このデータイネーブル信号をアサートし、aud_wsおよびaud_data信号の情報が有効なことを示します。

同期モードでは、コアはこの信号を無視します。

コアは、このデータイネーブル信号をアサートし、aud_wsおよびaud_data信号の情報が有効なことを示します。

同期モードでは、コアはこの信号をHighに駆動します。

aud_ws

[0:0]

出力

コアはこのワードセレクト信号をアサートしてデシリアライゼーションのフレーミングを提供し、チャネルペアの左または右のサンプルを示します。

aud_data

[0:0]

出力

コアは、この信号をアサートしてAES出力モジュールから内部AESオーディオ信号を抽出します。

パラレルモードでは、この信号は32ビット幅です。

[31:0]

出力

次の表は、SDI Audio Extract IPコアをプラットフォーム・デザイナー (スタンダード) でインスタンス化している場合のAvalon-STオーディオ信号を示しています。

表 17.  SDI Audio ExtractのAvalon-STオーディオ信号 nは音声チャネルの数で、値は0からn-1です。

信号

方向

詳細

aud(n)_clk

[0:0]

入力

提供されるオーディオクロック。すべてのオーディオ入力信号は、このクロックに同期しています。
aud(n)_ready

[0:0]

出力

Avalon-STレディー信号。デバイスでデータを受信可能な場合に、この信号をアサートします。
aud(n)_valid

[0:0]

入力

Avalon-ST Valid信号。コアは、データを受信するとこの信号をアサートします。

aud(n)_sop

[0:0]

入力

Avalon-STパケット開始信号。コアは、新しいフレームを開始する際にこの信号をアサートします。
aud(n)_eop

[0:0]

入力

Avalon-STパケット終了信号。コアは、フレームの終了時にこの信号をアサートします。
aud(n)_channel

[7:0]

入力

Avalon-STセレクト信号。この信号を使用して、特定のチャネルを選択します。
aud(n)_data

[23:0]

入力

Avalon-STデータバス。このバスでデータを転送します。

次の表は、直接制御インターフェイス信号を示しています。直接制御インターフェイスは、SDI Audio Extract IPコアの内部にあります。

表 18.  SDI Audio Extractの直接制御インターフェイス信号

信号

方向

詳細

reg_clk

[0:0]

入力

直接制御インターフェイスのクロック。
audio_control

[7:0]

入力

この信号は、Audio Control Registerと同じ機能を果たします。
audio_presence

[7:0]

入力

この信号は、Audio Presence Registerと同じ機能を果たします。
audio_status

[7:0]

出力

この信号は、Audio Status Registerと同じ機能を果たします。
sd_edp_presence

[7:0]

出力

この信号は、SD EDP Presence Registerと同じ機能を果たします。
error_status

[7:0]

出力

この信号は、Error Status Registerと同じ機能を果たします。
error_reset

[15:0]

入力

このポートの任意のビットをreg_clkで1サイクルの間Highに設定し、error_status信号の対応するビットをクリアします。

ビット [3:0] のいずれかを1クロックサイクルの間Highに設定すると、4ビット・エラー・カウンター全体がリセットされます。

fifo_status

[7:0]

入力

この信号は、FIFO Status Registerと同じ機能を果たします。
fifo_reset [7:0] 入力 reg_clkで1サイクル間Highに設定し、fifo_status信号のアンダーフローまたはオーバーフロー・フィールドをクリアします。
clock_status [7:0] 入力 この信号は、Clock Status Registerと同じ機能を果たします。
csram_addr [5:0] 入力 チャネルステータスRAMアドレス。選択したアドレスの内容は、reg_clkで1サイクル後にcsram_data信号で有効になります。
csram_data [7:0] 入力 チャネル・ステータス・データ。この信号は、Channel Status RAMと同じ機能を果たします。