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3.6. Avalon-STオーディオ・インターフェイス
プラットフォーム・デザイナー (スタンダード) 内の標準コンポーネントを相互に接続するには、Avalon-STオーディオ・インターフェイスを定義する必要があります。Avalon-STオーディオ・インターフェイスは、物理AES3インターフェイスとの間でオーディオを伝送する必要があります。つまり、AES3出力をサポートするには、インターフェイスでV、U、およびCビットを追加転送する必要があります。また、Pビットを作成することができます。
Avalon-STはパケットベースのインターフェイスであり、オーディオ情報を一連のデータパケットとして伝送します。機能では、パケットのタイプをオーディオ・データ・パケットとオーディオ制御パケットとして定義します。
Avalon-STオーディオ・プロトコルでは、オーディオデータを制御データまたはステータスデータから分離することで、オーディオデータの処理を容易にします。プロトコルでは、データをLSBファーストでパッキングするように定義しています。これは、AES3データと一致します。オーディオデータのサイズはコンパイル時にコンフィグレーション可能で、オーディオデータのサンプルサイズと一致します。AUXを含めて、オーディオ・データ・ワードは24ビットです。
Avalon-STオーディオでは、データは24ビット・シンボルとしてまとめられており、通常は1ビートあたり1シンボル [23:0] です。コアは、オーディオデータの後にオーディオ制御データをパケットとして送信し、レイテンシーの要件を満たします。
パケットタイプ識別子は、パケットタイプを定義します。パケットタイプ識別子は、パケット開始信号がHighになった際の、パケットの最初の値です。オーディオ・データ・パケット識別子は0xAで、オーディオ制御データパケット識別子は0xEです。
次の表に、パケットタイプを示します。
タイプの識別子 | 詳細 |
---|---|
0 | ビデオ・データ・パケット |
1–8 | ユーザー・パケット・タイプ |
10 | オーディオ・データ・パケット |
14 | オーディオ制御データパケット |
15 | ビデオ制御データパケット |
9–15 | 予約済み |
プリアンブル・データ (AESのXYZ) は、データがブロックの先頭にあるか、および、オーディオが参照しているチャネルを示します。Avalon-STオーディオプロトコルでは、プリアンブル・データを転送する必要はありません。データに格納されている情報は、パケットの開始 (SOP)、パケットの終了 (EOP)、およびチャネル信号によって記述されます。
パケットの開始 (SOP)、パケットの終了 (EOP)、およびチャネル信号は、オーディオ・サンプル・データの開始と、関連するオーディオチャネルを示します。
単一のオーディオチャネルの場合、チャネル信号はすべての有効なサンプルでチャネル1を示します。次の図は、単一のオーディオチャネルの例を示しています。
複数チャネルの場合、Avalon-STインターフェイス規格では、チャネル間でパケットをインターリーブすることが可能です。インターリーブにより、インターフェイスで複数のオーディオソースを多重化したり、逆多重化したりすることができます。
次の図は、2つのオーディオチャネルの例を示しています。チャネル信号はチャネル1またはチャネル2のいずれかを示します。各チャネルにはパケット開始およびパケット終了信号があり、チャネルのインターリーブおよびデインターリーブを可能にします。