インテル® MAX® 10 FPGAデバイスファミリーのピン接続ガイドライン

ID 683232
日付 6/30/2020
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アナログ入力ピン

注: インテル® では、 インテル® Quartus® Primeデザインを作成し、デバイスのI/O割り当てを入力し、デザインをコンパイルすることを推奨しています。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、I/O割り当ておよび配置規則に従ってピン接続をチェックします。この規則は、デバイス集積度、パッケージ、I/O割り当て、電圧割り当て、および本文書またはデバイス・ハンドブックに記載されていないその他の要因によって異なります。
表 6.  アナログ入力ピン
ピン名 ピンの機能 ピンの説明 接続ガイドライン
ADC[1..2]IN[1..16] I/O、入力

これらの多目的ピンでは、シングルエンドのアナログ入力をサポートしますが、バンクでは、アナログ信号とデジタル信号の両方を同時にサポートしません。これらのピンは、アナログ入力ピンとして使用しない場合は、他のデジタルI/Oピンとして使用できます。

ADCIN[8] およびADCIN[16] ピンでは、プリスケーラー機能をサポートします。

10M08および10M16デバイスの場合、ADC1IN[1..8] ピンはシングル電源デバイスに使用可能で、ADC1IN[1..16] ピンはデュアル電源デバイスに使用可能です。

10M25および10M50デバイスの場合、ADC1IN[1..8] およびADC2IN[1..8] ピンは、シングルとデュアル電源デバイスの両方で使用可能です。

これらのピンのいずれかがアナログ入力ピンとしてコンフィグレーションされている場合、すべてのデジタルI/Oピンはトライステートになります。未使用のADCINピンの場合、インテル では、GNDに接続することをお勧めします。

並列配線は、アナログ入力信号とI/Oトレース間にはありません。アナログ - デジタル信号のクロストーク要件は、-100dBで、最大2GHzです。アナログ入力信号をREFGNDに隣接させて配線します。

パッケージ、トレース、ドライバー寄生値を含む合計RC値は、42.4ns未満である必要があります。これにより、入力信号をサンプリング・フェーズ中に十分に安定させます。

ロー・パス・フィルターは、アナログ入力ピンごとに必要です。フィルターのグランド・リファレンスはREFGNDです。

ボード・デザイン・ガイドラインの詳細に関しては、 インテル® MAX® 10アナログ - デジタルのコンバーター・ユーザーガイド を参照してください。

ADC_VREF 入力 アナログ - デジタル・コンバーター (ADC) 電圧リファレンス入力です。

ADC_VREFピンを外部の正確な電圧リファレンス・ソースに接続します。外部リファレンスを使用していない場合は、このピンは接続なし (NC) です。

並列配線は、アナログ入力信号とI/Oトレース間にはありません。アナログ - デジタル信号のクロストーク要件は、-100dBで、最大2GHzです。

詳細に関しては、 インテル® MAX® 10アナログ - デジタルのコンバーター・ユーザーガイド のガイドライン: ADC リファレンス電圧ピンのためのボードデザインのセクションを参照してください。

ANAIN[1] 入力 これは、ADC1専用のシングルエンド・アナログ入力ピンです。

このピンを使用しない場合は、インテル では、GNDに接続することをお勧めします。

並列配線は、アナログ入力信号とI/Oトレース間にはありません。アナログ - デジタル信号のクロストーク要件は、-100dBで、最大2GHzです。アナログ入力信号をREFGNDに隣接させて配線します。

パッケージ、トレース、ドライバー寄生値を含む合計RC値は、42.4ns未満である必要があります。これにより、入力信号をサンプリング・フェーズ中に十分に安定させます。

ローパスフィルターは、アナログ入力ピンごとに必要です。フィルターのグランド・リファレンスはREFGNDです。

ボード・デザイン・ガイドラインの詳細に関しては、 インテル® MAX® 10アナログ - デジタルのコンバーター・ユーザーガイド を参照してください。

ANAIN[2] 入力

これは、ADC2専用のシングルエンド・アナログ入力ピンです。

このピンは、各デバイスの集積度とパッケージの組み合わせでは使用できません。詳細に関しては、特定のデバイスのピン配置ファイルを参照してください。

このピンは、使用しない場合はGNDに接続することをインテル ではお勧めします。並列配線は、アナログ入力信号とI/Oトレース間にはありません。アナログ - デジタル信号のクロストーク要件は、-100dBで、最大2GHzです。RCフィルターのグランド・リファレンスはREFGNDです。

パッケージ、トレース、ドライバー寄生値を含む合計RC値は、42.4ns未満である必要があります。これにより、入力信号をサンプリング・フェーズ中に十分に安定させます。

ロー・パス・フィルターは、アナログ入力ピンごとに必要です。フィルターのグランド・リファレンスはREFGNDです。

詳細に関しては、 インテル® MAX® 10アナログ - デジタルのコンバーター・ユーザーガイド を参照してください。

REFGND 入力 このピンは、アナログピンのADCグランド・リファレンス・ピンです。

インテル では、REFGNDを絶縁フェライトビーズを使用してGNDピンに接続し、最良のADCパフォーマンスを得ることをお勧めします。

ADCを使用しない場合は、このピンを直接GNDに接続します。