インテル®高位合成 (HLS) コンパイラー プロ・エディション: ベスト・プラクティス・ガイド

ID 683152
日付 12/16/2019
Public
ドキュメント目次

5.3. 領域削減のためのメモリーのマージ

場合によっては、FPGAメモリーブロックを節約するために、コンポーネント・メモリーをマージします。これにより、消費するメモリー・ブロックが少なくなり、コンポーネントで使用するFPGA領域が減ります。hls_merge 属性を使用し、 インテル®HLSコンパイラー プロ・エディションに強制して、異なる変数を同じメモリーシステム内に実装させます。

メモリーをマージすると、複数のコンポーネント変数では、同じメモリーブロックを共有します。メモリーのマージは、幅 (幅方向のマージ) または深さ (深さ方向のマージ) ごとに行います。メモリーのマージは、メモリー内のデータが異なるデータ型の場合に可能です。

図 12. 幅方向および深さ方向のマージの概要

次の図で示すのは、4つのメモリーを幅方向および深さ方向にマージする方法です。