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6.4. 潜在的なパフォーマンスの落とし穴の回避
コンポーネントに含まれる並列タスクパスのレイテンシーがまちまちな場合、パフォーマンスが低下し、場合によってはデッドロックが発生する可能性があります。
通常、このパフォーマンスの問題の原因は、ihc::launch および ihc::collect 呼び出しを使用してタスク関数を呼び出す関数のデータパスの容量不足です。このような場合、システムのスループットを改善するには、明示的なストリームにバッファーを追加して、タスク関数のレイテンシーを考慮します。
次のチュートリアルで、タスクのシステムを使用するコンポーネント内の潜在的なパフォーマンスの問題を回避する方法を確認してください。
- <quartus_installdir>/hls/examples/tutorials/system_of_tasks/balancing_pipeline_latency
- <quartus_installdir>/hls/examples/tutorials/system_of_tasks/balancing_loop_dealy
インテル®HLSコンパイラー プロ・エディションのエミュレーターでは、ストリームに接続されたバッファーのサイズをモデル化します。ただし、エミュレーターでは、ハードウェアのレイテンシーを完全には考慮しておらず、こういったケースではシミュレーションとエミュレーションの間で異なる動作を示す場合があります。