F-Tile JESD204C インテル® FPGA IPユーザーガイド

ID 691272
日付 4/26/2022
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ドキュメント目次

3.2.1. LEMCカウンター

FタイルJESD204C IPは、0から (E*32)–1までカウントし、再びラップアラウンドするLEMCカウンターを維持します。

Subclass 0システムでは、SYSREF の検出を待たずに、リンクリセット信号のデアサートでLEMCカウンターが開始されます。

Subclass 1の確定的遅延システムでは、すべてのトランスミッターとレシーバーが共通の SYSREF を受信し、LEMCカウンターが2リンク・クロック・サイクル以内にリセットされます。SYSREF は、グループ化され、一緒に同期する必要があるコンバーター・デバイスに対して同じである必要があります。

最大 SYSREF 周波数 = データレート/(66x32xE) です。

表 12.   SYSREF周波数計算の例この例では、次のオプションのいずれかを実行することを選択できます。
  • 2つの SYSREF とデバイスクロックを提供します。ADCグループがデバイスクロックと2つの SYSREF クロック (1.42 MHzと2.84 MHz) を共有します。
  • 1.4 MHzで動作する1つの SYSREF と、2つのADCグループと1つのDACグループにデバイスクロックを提供します。これは、DACの SYSREF 周期が整数nの倍数であるためです。
グループ コンフィグレーション SYSREF周波数
ADC Group 1 (2 ADC)
  • LMF = 222
  • E = 2
  • データレート = 6,000 Mbps
(6,000 MHz/(66x32x2) = 1.42 MHz
ADC Group 2 (2 ADC)
  • LMF = 811
  • E = 1
  • データレート = 6,000 Mbps
(6,000 MHz/(66x32x1) = 2.84 MHz
DAC Group 3 (2 DAC)
  • LMF = 222
  • E = 1
  • データレート = 3,000 Mbps
(3,000 MHz/(66x32x1) = 1.42 MHz
注: 1.42 MHzが一般的な最大 SYSREF 周波数です。周波数を0.71 MHzに下げても、デザインは引き続き機能します。