Arria 10におけるプロトコル経由のCvP初期化およびパーシャル・リコンフィギュレーション ユーザーガイド

ID 683871
日付 5/02/2016
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ドキュメント目次

3. Arria 10におけるCvP初期化に向けた設計の手順の解説

CvPの初期化はデザインをペリフェラル・イメージとコア・イメージに分割します。ペリフェラル・イメージは、PCBのフラッシュ・デバイス内に格納されます。ペリフェラルはJTAG経由でプログラミング可能です。コア・イメージはホスト・メモリ内に格納されます。PCI Expressリンクを使用してコア・イメージをFPGAにダウンロードする必要があります。
Quartus Primeソフトウェア内でCvP Settings Power up and subsequent coreコンフィギュレーションを選択し、CvP Initializationモードを指定する必要があります。CvP Initializationを選択する理由には、以下のような目的があります。
  • FPGAプログラミン時間が制限を超える場合、プラグイン・カードへのPCIe初期パワーアップ要件を満たすため
  • 外部ホスト・メモリにコア・イメージを格納することでコストを抑えるため
  • 暗号化を行うことでコア・イメージへの不正なアクセスを防ぐため
次の図は、CvPの初期化に向けた上位レベルの手順を表しています。
図 4. CvPの初期化に向けたデザイン・フロー
注: CvPの初期化においては、PCI ExpressハードIPに対しCMU PLLとハード・リセット・コントローラを使用する必要があります。
CvP初期化の実演デモには以下の手順が含まれます。
  1. 合成HDLファイルの生成
  2. Device and Pin OptionsでのCvPパラメータの設定
  3. デザインのコンパイル
  4. SOFファイルの分割
  5. ハードウェアの立ち上げ