インテル® Agilex™ F シリーズ・トランシーバー SoC 開発キットのユーザー ガイド

ID 683752
日付 9/30/2022
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ドキュメント目次

4.1.4. XCVRタブ

XCVR タブを使用すると、ボードでトランシーバー QSFPDDx8、QSFPx4、および MXP ループバック・テストを実行できます。電気ループバック・モジュールまたは光ファイバーモジュールのいずれかを使用してテストを実行できます。電気ループバック・モジュールまたは光ファイバーモジュールを使用してテストを実行できます。 QSFPDD ループバック・モジュールをU12に接続し、QSFP ループバック・モジュールをJ12に接続し、MXP ループバック ケーブルをJ13に接続してから、BTS GUI からトランシーバー・デザインをダウンロードします。 PRBS トラフィックは 30 Gbps です。

図 11. XCVRタブ

以下の項でSi570タブのコントロールについて説明します。

ステータス

Statusコントロールは、ループバック・テスト中に次のステータス情報を表示します。
  • PLL lock: PLL のロック状態またはロック解除状態を表示
  • Pattern Sync: パターンが同期されているかどうかを示します。データ シーケンスの開始が検出されると、パターンは同期されたと見なされます。
  • Detail: PLL ロックとパターン同期ステータスを表示します。

コントロール

次のコントロールを使用して、PMA 設定、データ型、およびエラー制御を適用するインターフェイスを選択します。
  • QSFPDD×8
  • QSFP×4
  • MXP

PMA 設定

アクティブなトランシーバー・インターフェイスに影響する PMA パラメーターを変更できます。分析には次の設定を使用できます。
  • Serial Loopback:トランスミッターとレシーバーの間で信号をルーティングします。
  • VOD: トランスミッター・バッファーの電圧出力差を指定します。
  • プリエンファシス タップ:
    • Pre-tap 1: トランスミッター・バッファーの最初のプリタップでのプリエンファシスの量を指定します。
    • Pre-tap 2: トランスミッター・バッファーの 2 番目のプリタップでのプリエンファシスの量を指定します。
    • Pre-tap 3: トランスミッター・バッファーの 3 番目のプリタップでのプリエンファシスの量を指定します。
    • Post-tap 1: トランスミッター・バッファーのポストタップでのプリエンファシスの量を指定します。
  • Equalizer:レシーバーイコライザーの RX チューニング モードを指定します。
図 12. XCVR-PMA設定

データ・タイプ

Data Type コントロールは、トランザクションに含まれるデータ パターンのタイプを指定します。分析に使用できる次のデータ タイプを選択します。
  • PRBS7: 擬似ランダム 7 ビットのシーケンス
  • PRBS15: 擬似乱数 15 ビットのシーケンス
  • PRBS23: 擬似ランダム 23 ビットのシーケンス
  • PRBS31: 疑似ランダム 31 ビットのシーケンス (デフォルト)

エラー・コントロール

このコントロールでは、解析中に検出されたデータ・エラーを表示し、またエラーを挿入することができます。
  • Detected errors—ハードウェアで検出されたデータ・エラーの数を表示します。
  • Inserted errors—トランザクション・ストリームに挿入されたエラーの数を表示します。
  • Insert Error—ボタンをクリックするたびに、トランザクション・ストリームに1ワードのエラーを挿入します。Insert Errorは、トランザクションのパフォーマンス解析中にのみイネーブルされます。
  • Clear—Detected errorsおよびInserted errorsカウンタを0にリセットします。

ラン・コントロール

  • TX and RX performance bars:要求されたトランザクションが達成できる理論上の最大データ レートのパーセンテージを表示します。
  • Start:このコントロールは、ループバック・テストを開始します。
  • Data Rate: 各チャネルの XCVR タイプとデータ レートを表示します。
図 13. XCVRデータ・レート