AN 813: PCI Express* リファレンス・デザインを使用した Arria® 10デバイスの階層的なパーシャル・リコンフィグレーション

ID 683730
日付 9/24/2018
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ドキュメント目次

1.5.2. fpga-configure

パーシャル・リコンフィグレーションを実行するには、fpga-configureユーティリティーを使用します。このスクリプトは所定のペルソナの.rbfファイルを受け入れます。このスクリプトは次の内容を実行します。
  • デバイスのサブドライバーが存在する場合、それらを削除するためにドライバーと通信します。
  • フリーズをアサート/ディアサートするために fpga-region-controllerスクリプトと通信します。
  • .rbfをパーシャル・リコンフィグレーション・コントローラーIPコアに書き込みます。
  • PRが成功した場合に必要となるサブドライバーが存在する場合、それらを再配置します。
PCIe* を介してパーシャル・リコンフィグレーションを実行するには、次のコマンドを実行してください。
fpga-configure -p <path-to-rbf> <region_controller_addr>
表 7.   fpga-configureコマンドライン・オプション
オプション 説明
-p

PCIe* プログラミングを介してパーシャル・リコンフィグレーションを実行します。

-d

PCIe* リンクでのAdvanced Error Reporting (AER) をディスエーブルします。AERは通常、 PCIe* リンク上に重大なエラーが存在する場合、それを直接カーネルにレポートします。 PCIe* リンクが完全にディセーブルされている場合、カーネルはシステムをクラッシュさせて応答します。フルチップ・コンフィグレーションは PCIe* リンクを停止させてしまうので、フルチップ・コンフィグレーション実行中はAERレポートをディスエーブルする必要があります。

-e

PCIe* リンクへのAERをイネーブルします。 PCIe* リンクのインテグリティーを確認するには、このオプションをフルチップ・コンフィグレーション後に使用します。

-r

リファレンス・デザイン内のデバッグROMの内容を表示します。デバッグ目的に使用します。