MAX 10 FPGA開発キット・ユーザー・ガイド

ID 683460
日付 11/06/2015
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ドキュメント目次

4.9.3. フラッシュ

MAX 10 FPGA開発キットは、512 Mb(メガ・ビット)のQSPIフラッシュ・メモリを備えています。アルテラGeneric QUAD SPIコントローラ・コアは、ボード・テスト・システム(BTS)インストーラのリファレンス・デザインでQSPIフラッシュの消去、読み出し、書き込みを行います。

QSPIフラッシュのプログラミングにパラレル・フラッシュ・ローダ(PFL)を使用する場合には、デバイスをコンフィギュレーションするために.pof(Programmer Object file)を生成する必要があります。

.pofファイルを生成するには、以下のステップを実行します。

  1. 以下の設定を含む、バイト・オーダーのQuartus.iniファイルを作成します。

    PGMIO_SWAP_HEX_BYTE_DATA=ON

  2. .iniファイルをプロジェクトのルート・ディレクトリにコピーし、Quartusでプロジェクトを開きます。
  3. Convert Programming Filesツールを開き、.pofファイルを生成します。
表 27.  512 Mb QSPIフラッシュのデフォルト・メモリ・マップ
ブロック概要 サイズ(KB) アドレス・レンジ
ボード・テスト・システム・スクラッチ 512 0x03F8.0000 – 0x03FF.FFFF
ユーザー・ソフトウェア 56640 0x0083.0000 – 0x03F7.FFFF
ファクトリ・ソフトウェア 4096 0x0043.0000 – 0x0082.FFFF
Zip(html、ウェブ・コンテンツ) 4096 0x0003.0000 – 0x0042.FFFF
ボード情報 64 0x0002.0000 – 0x0002.FFFF
イーサネット・オプション・ビット 64 0x0001.0000 – 0x0001.FFFF
ユーザー・デザイン・リセット・ベクタ 64 0x0000.0000 – 0x0000.FFFF
表 28.  フラッシュのピン割り当て、回路図の信号名と機能
ボード・リファレンス(U7) 回路図の信号名 MAX 10 FPGAピン番号 I/O規格 概要
U7.7 QSPI_CSn C2 3.3V チップ選択
U7.16 QSPI_CLK B2 3.3V クロック
U7.3 QSPI_RESETN W12 (MAX II) 3.3V リセット
U7.15 QSPI_IO0 C6 3.3V アドレス・バス
U7.8 QSPI_IO1 C3 3.3V アドレス・バス
U7.9 QSPI_IO2 C5 3.3V アドレス・バス
U7.1 QSPI_IO3 B1 3.3V アドレス・バス