インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorユーザーガイド

ID 683445
日付 4/01/2024
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ドキュメント目次

3.3. インテル® FPGA PTC - IP Wizard

インテル® FPGA Power and Thermal Calculator (PTC) の IP Wizard を使用すると、IPブロックを選択、コンフィグレーション、およびインスタンス化し、そのブロックを現在のデザインに追加することができます。
  1. IP Wizardは、PTCのファイルメニューから起動することができます。それには、File > IP Wizard をクリックします。または、ツールバーのIP Wizardボタンをクリックします。
    図 24. IP Wizardの起動
    図 25. IP Wizardボタンでの起動
  2. IP Wizardの開始ダイアログボックスでは、プルダウンリストからIPを選択するように求められます。デザインに追加するIPを選択し、Next をクリックします。
  3. IP Wizardは次に、選択しているIPをコンフィグレーションするためのダイアログボックスを表示します。適切な情報を入力し、Next をクリックします。
    図 27. IPのコンフィグレーション・ページIPのパラメーター・コンフィグレーション・ページーのパラメーターは、選択しているIPによって異なります。これらのパラメーターは、IP Catalogウィザードのパラメーターのサブセットです。各IPのパラメーターの詳細に関しては、該当するIPユーザーガイドを参照してください。
    表 8.  IPのコンフィグレーション・フィールドこの表は、Stratix 10デバイスのEMIF IPにのみ関連します。
    列の見出し 詳細
    Entity Name エンティティーの名前を指定します。
    Hierarchy Node IPインスタンスの名前を指定します (必須フィールド)。
    Voltage ペリフェラル・デバイスとインターフェイス間の信号のI/O電圧を指定します。
    Data Width (Bits) 特定のIPのインターフェイス・データ幅 (ビット単位) を指定します。
    Data Group Width データグループの幅を指定します。
    Memory Device(s) インターフェイスに接続しているメモリーデバイスの数を指定します。
    Total Address Width 合計アドレス幅を指定します。この値を使用して、必要なアドレスピンの総数が導出されます。
    DDR Rate ユーザーロジックのクロックレートを指定します。メモリークロックの周波数に対するユーザーロジックのクロック周波数を決定します。例えば、FPGAからメモリーデバイスに送信されるメモリークロックが800MHzでトグルする場合、「クォーターレート」インターフェイスは、FPGAのユーザーロジックが 200MHzで動作することを意味します。
    PHY Rate PHYロジックのクロックレートを指定します。メモリークロックの周波数に対するPHYロジックのクロック周波数を決定します。例えば、FPGAからメモリーデバイスに送信されるメモリークロックが800MHzでトグルする場合、「クォーターレート」インターフェイスは、FPGAのPHYロジックが200MHzで動作することを意味します。
    Memory Clock Frequency (MHz) メモリークロックの周波数を指定します (MHz単位)。
  4. IP Wizardは次に、コンフィグレーションの詳細を表示して確認を促します。コンフィグレーションを変更する場合は Back をクリックします。それ以外の場合は、コンフィグレーションに問題がないことを確認して Finish をクリックします。
    図 28. IPのコンフィグレーション確認ページ

IP Wizardを終了すると、システムは、追加したIPに応じて新しい行をPTCのページ (Logic、PLL、I/Oなど) に追加します。