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2.2.3. 温度補償
インテルStratix 10デバイスでは、より低温での性能低下の補償が電圧を上げることで可能です。電圧をを上げるとダイナミック消費電力が増加しますが、これは低温でのリークの減少によって相殺され、低温での総消費電力を高温の場合よりもさらに低くすることができます。
SmartVID機能では、このダイナミックな電圧調整をサポートしています。SDM Power Managerでは、温度変化をチェックし、温度がしきい値を超える場合は新しいVID値を更新します。
図 7. インテル® Stratix® 10デバイスでのSmartVIDの温度補償 (暫定)SDMでは、温度検出を通常100ミリ秒ごとに行い、電圧調整のために外部の電力管理システムと通信します。SDMによる調整が行われるのは、センサーで10°C以下または20°C以上の温度設定を検出した後です。
次に示すのは、SmartVID値に変更がある場合のプロセスです。
- インテルStratix 10デバイスがPMBusマスターとして動作する場合、SDMは関連コマンドを送信して、新しいSmartVID値を使用して外部電圧レギュレーターの電圧を調整します。
- インテルStratix 10デバイスがPMBusスレーブとして動作する場合、外部電力管理コントローラーは200ミリ秒以下ごとに発行される VOUT_COMMAND で新しいSmartVID値を取得し、新しいSmartVID値で電圧レギュレーターを設定します。