インテル® Stratix® 10パワー・マネジメント・ユーザーガイド

ID 683418
日付 11/05/2019
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ドキュメント目次

2.4. インテル® Stratix® 10デバイスでのパワーシーケンスの考慮事項

インテル® Stratix® 10デバイスでは、特定のパワーアップ・シーケンスおよびパワーダウン・シーケンスを必要とします。この項では、電源管理オプションのいくつかについて説明し、デバイスのパワーアップおよびパワーダウン時の適切なI/O管理について説明します。電源ソリューションのデザインでは、完全な電源シーケンスが適切に制御されるようにしてください。

この項の要件に従って、I/O機能に影響を与える可能性がある、FPGAデバイスへの予測不可能な電流の流れを遮断する必要があります。 インテル® Stratix® 10デバイスでは、下の表に記載されている条件を除き、「ホットソケット」をサポートしていません。下の表では、電源が供給されていないピンでパワーアップおよびパワーダウン・シーケンス中に許容できる範囲も示しています。

表 5.  ピン公差 – パワーアップ/パワーダウン「√」 は許容されます。「—」は適用されません。
ピンタイプ パワーアップ パワーダウン
トライステート GNDに駆動 VCCIOに駆動 < 1.0 Vp-pで駆動 トライステート GNDに駆動 VCCIOに駆動 < 1.0 Vp-pで駆動
3VIOバンク
LVDS I/Oバンク 7 7
差動トランシーバー・ピン 8 8
7 デバイス電源の未投入時、またはパワーアップ/ダウン時に、LVDS I/Oバンクピンに許容される最大電流 = 10 mA (「電源が投入されていないFPGAのLVDS I/Oピンのガイドライン」を参照してください。)
8 これは、 インテル® Stratix® 10 Lタイル/Hタイルのみに適用されます (「電源が投入されていないFPGAのトランシーバー・ピンのガイドライン」を参照してください)