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2.4.2. ホットソケット機能の実装
ホットソケット機能は、パワーアップ中(VCCIO またはVCC 電源)やパワーダウン・イベント中に出力バッファーをトライステートにします。ホットソケット回路は、パワーアップやパワーダウン時にVCCIO またはVCC がしきい値電圧を下回ると内部HOTSCKT 信号を生成します。HOTSCKT 信号は、DC 電流がピンを介してリークしないように出力バッファーを遮断します。各I/O ピンが、以下の図で示す回路を有します。コンフィグレーション中にCONF_DONE およびnSTATUS ピンが動作できるようにするために、これらのピンはホットソケット回路には含まれません。したがって、これらのピンではパワーアップおよびパワーダウン・シーケンス時に出力駆動が可能です。
POR 回路は、パワーアップ中に電源の電圧レベルをモニタリングし、I/O ピンをトライステートに保ちます。 MAX® 10 デバイスIOE(I/O エレメント)のウィークプルアップ抵抗により、I/O ピンがフローティングにならなようにします。電圧トレランス・コントロール回路により、VCCIO およびVCC 電源がパワーアップするまでI/O ピンが駆動されないようにします。これにより、デバイスがユーザーモードではない時にI/O ピンが出力駆動されることを防ぎます。
インテルは、ホットソケット動作とI/O バッファーデザインのリファレンスとしてGND を使用しています。正常な動作を保証するために、インテルは、電源を接続する前にボード間のGND を接続することを推奨します。これにより、ボードのGND がボード上の他のコンポーネントを介した電源へのパスによって意図せずにプルアップされることを防ぎます。GND がプルアップされると、インテルFPGA でI/O 電圧や電流の状態が仕様から外れたものになる恐れがあります。