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2.1.3. MAX® 10 のデバイス電源オプションの比較
特性 | シングル電源デバイス | デュアル電源デバイス |
---|---|---|
電圧レギュレーター数1 | 1 | 2 |
コアとI/O のパフォーマンス | 低い | 高い |
MAX® 10 シングル電源デバイスに必要な電源は、FPGA のコアに供給する3.0 V または3.3 V が1 つのみです。I/O にも同じく3.0 V または3.3 V 電圧が必要である場合には、同じ電源からこれに供給できます。異なる電圧が必要であれば、追加の電源レギュレーターが必要になります。
MAX® 10 のデュアル電源デバイスでは、デバイスコア、ペリフェラル、PLL(Phase-Locked Loop)、およびアナログ-デジタル・コンバーター(ADC )ブロックに電源を供給するために1.2 V と2.5 V の2 つの電源が必要です。I/O 規格の電圧要件に基づいて、2 つまたはそれ以上の電圧レギュレーターを使用します。
MAX® 10 デュアル電源デバイスではFPGA コアの電源レールが外部的に供給されるので、ボード上で高効率スイッチング電源を使用することによりデザインの電源の効率を改善できます。削減される消費電力は、 MAX® 10 シングル電源デバイスの内部リニア・レギュレーターとの比較において、使用するレギュレーターで向上した効率と等しくなります。 MAX® 10 デュアル電源デバイスへの電源供給にリニア・レギュレーターを使用した場合には、 MAX® 10 デュアル電源デバイスの消費電力は、 MAX® 10 シングル電源デバイスとほぼ同じになります。
シングル電源デバイスのデバイス性能は、デュアル電源デバイスのそれに比べて低くなります。LVDS、擬似LVDS、デジタル信号処理(DSP)、および内部メモリー性能の点からの性能の違いについては、 MAX® 10 FPGA デバイス・データシートを参照してください。