インテル® MAX® 10 パワー・マネジメント・ユーザーガイド

ID 683400
日付 5/26/2017
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ドキュメント目次

3.5.1. スリープモードの開始

図 10. スリープモードに入る際のタイミング図

デバイスがスリープモードに入る際には以下のシーケンスが生じます。

  1. 内部からまたは外部からのリクエストによりsleep 信号がHigh に駆動され、デバイスにスリープモードへの突入を強制します。
  2. T1 の遅延後に、パワー・マネジメント・コントローラーは、I/O バッファーのoe およびnsleep ポートと接続するioe 信号のデアサートにより全てのI/O バッファーをパワーダウンします。
  3. T2 の遅延後に、パワー・マネジメント・コントローラーは、clk_ena[15:0] 信号をLSB からMSB までデアサートすることにより全てのGCLK ネットワークをオフにします。3 クロックサイクル後にclk_ena[15:0] 信号は完全にディスエーブルされ、Sleep ステートに遷移します。
  4. パワー・マネジメント・コントローラーは、sleep 信号がデアサートされるまでSleep ステートを維持します。
  5. ユーザーロジックは、Sleep ステートに入る前にランニングカウンターの値をラッチし、cnt_sleep_enter ポートに出力します。その後にランニングカウンターは凍結されます。
  6. ioe がデアサートされると、gpio_pad_output(GPIO)がトライステートになります。