インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1391807305049
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2.8.2. FPGAのフラッシュメモリーのプログラミング
また、多くのカスタム・プラットフォームでは、適切に機能するためにOpenCLイメージをフラッシュメモリーへプリロードしておく必要があります。たとえば、ほとんどのPCIe®ベースのボードがフラッシュメモリー内に有効なOpenCLイメージを必要とします。これにより、ホストシステムが最初に電源投入された際に、ボード上のハードウェアがイメージを使用してFPGAデバイスをコンフィグレーションします。FPGAが有効なOpenCLイメージでコンフィグレーションされなければ、システムがPCIeエンドポイントの列挙に失敗するか、あるいはドライバが機能しなくなります。
いずれのデザインを動作させる前にも、ボードのフラッシュメモリーが最新バージョンのOpenCLソフトウェアと互換する有効なOpenCLイメージを有していることを確認します。ボード固有の要件については、使用するボードのベンダーの資料を参照してください。
ハードウェア・コンフィグレーション・ファイルをFPGAボードのフラッシュメモリーにロードするには、以下のステップを行います。
- カスタム・プラットフォームに必要なすべてのドライバとユーティリティをインストールします。
たとえば、一部のカスタム・プラットフォームでは、フラッシュメモリーにハードウェア・コンフィグレーション・ファイルをロードするために インテル® FPGA ダウンロード・ケーブルのドライバーをインストールする必要があります。インストール手順については インテル® FPGA ダウンロード・ケーブル ユーザーガイドを参照してください。
- 使用するカスタム・プラットフォーム向けのデザイン例をダウンロードします。
要確認: OpenCL Design Examplesページからデザイン例をダウンロードし、書き込みアクセスが可能な位置にデザイン例を解凍します。
- フラッシュメモリーにハードウェア・コンフィグレーション・ファイルをロードするために、 aocl flash <device_name> <example_design_filename>.aocxコマンドを呼び出します。このコマンドの<device_name>には使用するFPGAデバイスに対応するacl番号(例:acl0~acl31)が入ります。また、 <example_design_filename>.aocxは、デザイン例パッケージの <example_design_filename>.clファイルから作成するハードウェア・コンフィグレーション・ファイルです。
- デバイスあるいはコンピュータの電源を落としてから再投入します。
電源の再投入により、FPGAコンフィグレーション・デバイスがフラッシュメモリーからハードウェア・コンフィグレーション・ファイルを取得し、FPGAをコンフィグレーションすることを確実にします。警告: 一部のカスタム・プラットフォームでは、フラッシュメモリーのプログラミング後にホスト・システム全体に電源の再投入を行う必要があります。たとえば、PCIeベースのカスタム・プラットフォームでは、PCIeエンドポイントを再列挙するためにホスト・システムの再起動が必要な場合があります。 インテル® は、フラッシュメモリーのプログラミング後にホスト・システム全体の電源を再投入することを推奨します。