インテル® FPGA SDK for OpenCL™: スタート・ガイド

ID 683188
日付 12/08/2017
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ドキュメント目次

2.6.3. ホスト・アプリケーションのビルド

<path_to_exm_opencl_hello_world_x64_windows_<version>>\hello_world\hello_world.slnファイルにはホスト・ソリューションが含まれています。Microsoft Visual Studioの.slnファイルでこれを開いてから、main.cppファイル内にOpenCL™ホスト・アプリケーションをビルドします。
Microsoft Visual Studio 2015を使用している場合、ACDとクロノスからInstallable Client Driver (ICD)が必要です。 ACDとICDとのVisual Studio 2015をセットアップするには、事前のホストアプリケーションを構築するには、次のタスクを実行します。
  1. FCDとICDが正しく設定されていることを確認します。aocl install<path_to_customplatform>ユーティリティ・コマンドを起動すると、それらを設定するために失敗した場合は、手動でAFCDやICDを設定する必要があります。
  1. 手順については、 インテル® FPGA SDK for OpenCL™ Programming GuideAccessing Custom Platform-Specific FunctionsLinking to the ICD Loader Library on Windowsのセクションを参照してください。
  1. ホスト・アプリケーションをOpenCL.libライブラリにリンクします。
    1. ソリューション・プロパティの下で、 Configuration Properties > Linker > Inputを選択します。
    1. Additional Dependenciesフィールドに、OpenCL.libを入力します。
  1. 重要: ACDとICDを使用しているため、ホスト・プログラムをalteracl.libまたはカスタム・プラットフォームのMMDライブラリに直接リンクしないでください。
ホスト・アプリケーションをビルドするには、以下のステップを行います。
  1. Microsoft Visual Studioで <path_to_exm_opencl_hello_world_x64_windows_<version>>\hello_world\hello_world.slnファイルを開きます。
  2. ビルド設定を確認します。デフォルトのビルド設定はDebugですが、Releaseも使用できます。ソリューション・プラットフォームとして適切なオプションを選択する(たとえば、x64アーキテクチャではx64を選択)必要があります。
  3. Build > Build Solutionメニュー・オプションを選択するか、F7キーを押すことにより、ソリューションをビルドします。
    hello_world.exe実行可能ファイルが <path_to_exm_opencl_hello_world_x64_windows_<version>>\hello_world\binフォルダー内に作成されます。
  4. 正常にビルドされたことを確認します。出力の末尾が以下に示すようなメッセージで終わっていれば、ビルドが成功しています。
    1> Build succeeded.
    1>
    1> Time Elapsed 00:00:03:29
    ========== Build: 1 succeeded, 0 failed, 0 up-to-date, 0 skipped ==========
    重要: 警告LNK4009: PDB ‘vc90.pdb’ was not found with...は、ビルドに影響を与えないので無視することができます。以前のバージョンのMicrosoft Visual Studioを使用してWindowsライブラリをビルドした場合に、コンパイラがこの種の警告を表示することがあります。