インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1391806418575
Ixiasoft
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2.7. OpenCLカーネルのFPGAハードウェア・コンフィグレーション・ファイルの作成
- QUARTUS_ROOTDIR_OVERRIDE環境変数が正しい インテル® Quartus® Primeソフトウェアのエディションを指定していることを確認します。Windowsコマンド・ウィンドウを開き、コマンド・プロンプトにecho %QUARTUS_ROOTDIR_OVERRIDE%と入力します。
インテル® Quartus® Primeソフトウェアのインストレーション・フォルダーへのパスが返されない場合には、QUARTUS_ROOTDIR_OVERRIDE設定にこれを加えます。
- インテル® Arria® 10以外および インテル® Stratix® 10以外のデバイス向けには、QUARTUS_ROOTDIR_OVERRIDEは インテル® Quartus® Prime スタンダード・エディションソフトウェアのインストレーション・フォルダーを指定します。
- インテル® Arria® 10および インテル® Stratix® 10デバイス向けには、QUARTUS_ROOTDIR_OVERRIDEは インテル® Quartus® Prime プロ・プロ・エディションソフトウェアのインストレーション・フォルダーを指定します。
- 使用するFPGAボードを選択します。カスタム・プラットフォームで使用可能なFPGAボードのリストを表示するには、コマンド・プロンプトで aoc --list-boards コマンドを呼び出します。
aocコマンドの-list-boardsオプションについて詳しくは、 インテル® FPGA SDK for OpenCL™ のプログラミング・ガイドの使用可能なFPGAボード(--list-boards)をカスタム・プラットフォームで表示の項を参照してください。
- コマンド・プロンプトで、エミュレーションに使用したhello_world.clファイルを含むhello_worldデザイン・フォルダーに移動します。
- 使用するFPGAボード向けカーネルをコンパイルするために、以下のコマンドを呼び出します。
aoc -v --board <board_name> device/hello_world.cl -o bin/hello_world.aocx
このコマンドは、以下のタスクを実行します。
- OpenCLソース・コードから インテル® Quartus® Primeデザイン・プロジェクト・ファイルの生成
- 初期シンタックス・エラーのチェック
- 基本的な最適化の実行
- 必要な中間ファイルを含むhello_worldフォルダーの作成
- インテル® FPGA SDK for OpenCL™ Offline Compiler Object File (.aoco)の作成
- .aocxファイルの作成
重要:カーネルの複雑さによっては.aocxファイルのビルドに数時間かかる場合があります。コンパイルの進行状況を画面上に表示するには、aocコマンドに-vフラグを含めます。以下に出力の一例を示します。
aoc: Environment checks are completed successfully. You are now compiling the full flow!! aoc: Selected target board <board_name> aoc: Running OpenCL parser.... aoc: OpenCL parser completed successfully. aoc: Compiling.... aoc: Linking with IP library ... aoc: First stage compilation completed successfully. aoc: Setting up project for CvP revision flow.... aoc: Hardware generation completed successfully.
コンパイル・プロセスが完了すると、AOCがライン aoc: Hardware generation completed successfully. を表示します。
aocコマンドの -board=<board_name> オプションについて、詳しくは インテル® FPGA SDK for OpenCL™ のプログラミング・ガイドの特定のFPGAボード(--board <board_name>)用のカーネルのコンパイルの項を参照してください。
aocコマンドの-vオプションについて詳しくは、 インテル® FPGA SDK for OpenCL™ のプログラミング・ガイドのコンパイル進捗レポート(-v)の生成の項を参照してください。
aocコマンドの -o=<filename> オプションについて詳しくは、 インテル® FPGA SDK for OpenCL™ のプログラミング・ガイドの インテル® FPGA SDK for OpenCL™ オフライン・コンパイラ出力ファイル(-o=<filename>)の名前の指定の項を参照してください。