インテル® Stratix® 10 デバイス・セキュリティー・ユーザーガイド

ID 683642
日付 9/02/2021
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ドキュメント目次

4.1. SDMプロビジョニング・ファームウェアを使用する

インテル® Quartus® Prime Programmerによってプロビジョニング・ファームウェアの自動ロードが行われるのは、initialize動作が選択され、コマンドによってプロビジョニング・ファームウェアを必要とするアクションが実行される場合です。これは例えば、認証ルート・キー・ハッシュのプログラミング、セキュリティー設定ヒューズ、PUF登録、ブラック・キー・プロビジョニングなどです。

または、Quartus Programming File Generatorコマンド・ライン・ツールを使用して、ファームウェアのみのヘルパーイメージを作成することもできます。デバイスタイプ、プロビジョニング・サブタイプ、および必要な場合は共同署名付きファームウェアzipファイルを指定します。
quartus_pfg --helper_image -o helper_device=1SX280LH2 -o subtype=PROVISION \ 
-o fw_source=signed_Stratix10.zip signed_provision_helper_image.rbf
インテル® Quartus® Prime Programmerツール を使用して、ヘルパーイメージをプログラムします。
quartus_pgm -c 1 -m jtag -o “p;signed_provision_helper_image.rbf” --force

プロビジョニング・ヘルパー・イメージをすでにプログラムしている場合は、この章で説明している例から初期化動作を省略できます。

ファームウェアの共同署名を使用する場合は、共同署名付きヘルパーイメージをプロビジョニングされていないデバイスで使用できます。これは、プロビジョニングされていないデバイスにより、SDMファームウェア上のインテル以外の署名チェーンが無視されるためです。