インテル® Stratix® 10 デバイス・セキュリティー・ユーザーガイド

ID 683642
日付 9/02/2021
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ドキュメント目次

5.4.3. Anti-Tamper Lite Intel® FPGA IP

Anti-Tamper Lite Intel FPGA IPは、 インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアのIPカタログで入手可能です。このIPにより、改ざんイベントに対するデザインとSDM間の双方向通信が容易になります。
図 20.  Anti-Tamper Lite Intel FPGA IP
このIPによって提供される次の信号を、必要に応じてデザインに接続します。
表 5.   Anti-Tamper Lite Intel FPGA IP I/O信号
信号名 方向 説明
gpo_sdm_at_event 出力

SDMからFPGAファブリック・ロジックへの信号。SDMにより改ざんイベントが検出されたことを示します。FPGAロジックでは、約5ミリ秒で必要なクリーニングを実行し、gpi_fpga_at_response_done および gpi_fpga_at_zeroization_done 経由でSDMに応答します。SDMによる改ざん応答アクションは、gpi_fpga_at_response_done がアサートされた場合や、割り当てられた時間内に応答が受信されなかった場合に続行されます。

gpi_fpga_at_event 入力

FPGAからSDMへの割り込み。ユーザーデザインの改ざん検出回路により改ざんイベントが検出され、SDMタンパー応答のトリガーが必要であることを示します。

gpi_fpga_at_response_done 入力

FPGAからSDMへの割り込み。FPGAロジックによって必要なクリーニングを実行したことを示します。

gpi_fpga_at_zeroization_done 入力

SDMからFPGAファブリック・ロジックへの信号。FPGAロジックによってデザインデータの必要なゼロ化が完了したことを示します。この信号は、gpi_fpga_at_response_done がアサートされるとサンプリングされます。