インテル® Stratix® 10 デバイス・セキュリティー・ユーザーガイド

ID 683642
日付 9/02/2021
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ドキュメント目次

4.5.3. ブラック・キー・プロビジョニング

インテルでは、-BK OPNサフィックスを持つ インテル® Stratix® 10 FPGAには、ブラック・キー・プロビジョニング機能を使用することを強くお勧めします。-BKサフィックスを持つデバイス、およびブラック・キー・プロビジョニング・サービスのセットアップに関する詳しい情報については、インテルの販売代理店またはインテルサポートにお問い合わせ ください。

インテル® Quartus® Prime Programmerでは、 インテル® Stratix® 10 デバイスとブラック・キー・プロビジョニング・サービス間での相互に認証されたセキュアな接続の確立を支援します。セキュアな接続は、https経由で確立されます。また、いくつかの証明書をテキストファイルを使用して識別する必要があります。

bkp_tls_ca_cert  証明書では、ブラック・キー・プロビジョニング・サービス・インスタンスをブラック・キー・プロビジョニング・プログラマー・インスタンスに対して認証します。bkp_tls_*  証明書では、ブラック・キー・プロビジョニング・プログラマー・インスタンスをブラック・キー・プロビジョニング・サービス・インスタンスに対して認証します。

テキストファイルを作成し、 インテル® Quartus® Prime Programmerがブラック・キー・プロビジョニング・サービスに接続するために必要な情報を含めます。ブラック・キー・プロビジョニングを開始するには、Programmerコマンド・ライン・インターフェイスを使用して、ブラック・キー・プロビジョニング・オプション・テキスト・ファイルを指定します。その後、ブラック・キー・プロビジョニングが自動で進行します。ブラック・キー・プロビジョニング・サービスおよび関連ドキュメントへのアクセスについては、インテルサポートにお問い合わせください 。

ブラック・キー・プロビジョニング・サービスをイネーブルするには、次の quartus_pgm コマンドを使用します。
quartus_pgm -c <cable> -m <programming_mode> --device <device_index> \
--bkp_options=bkp_options.txt
コマンド引数により次の情報が指定されます。
  • -c: ケーブル番号
  • -m: JTAGなどのプログラミング・モードを指定します。
  • --device: JTAGチェーン上のデバイス・インデックスを指定します。デフォルト値は1です。
  • --bkp_options: ブラック・キー・プロビジョニング・オプションを含むテキストファイルを指定します。