インテル® Stratix® 10 デバイス・セキュリティー・ユーザーガイド

ID 683642
日付 9/02/2021
Public
ドキュメント目次

5.4.2. 改ざん防止検出

SDMの周波数、温度、および電圧の検出機能は、個別にイネーブルできます。FPGAの検出には、Anti-Tamper Lite Intel FPGA IPをデザインに含めておきます。
注: SDMの周波数および電圧の改ざん検出方法は、内部リファレンスと測定ハードウェアに依存します。これは、デバイス間で異なる場合があります。インテルでは、改ざん検出設定の動作特性を明らかにすることをお勧めします。

周波数改ざん検出は、コンフィグレーション・クロック・ソースで動作します。周波数改ざん検出をイネーブルするには、Assignments > Device > Device and Pin Options > GeneralタブのConfiguration clock sourceドロップダウンで、Internal Oscillator以外のオプションを指定してください。周波数改ざん検出をイネーブルする前にRun configuration CPU from internal oscillatorチェックボックスがイネーブルされていることを確認してください。

図 17. SDMをInternal Oscillatorに設定する

周波数改ざん検出をイネーブルするには、Enable frequency tamper detectionチェックボックスをオンにして、ドロップダウン・メニューからFrequency tamper detection rangeを選択します。

図 18. Frequency Tamper Detectionをイネーブルする

温度改ざん検出をイネーブルするには、Enable temperature tamper detectionチェックボックスをオンにして、対応するフィールドで温度の上限と下限を選択します。デフォルトで入力される上限と下限は、デザイン内の選択したデバイスの関連する温度範囲になります。

電圧改ざん検出をイネーブルするには、Enable VCCL voltage tamper detectionEnable VCCL_SDM voltage tamper detectionチェックボックスのいずれかまたは両方を選択し、対応するフィールドでVoltage tamper detection triggerの割合を選択します。

図 19. Voltage Tamper Detectionをイネーブルする