電源供給ピン
ピン名 | ピンの機能 | ピンの説明 | 接続ガイドライン |
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VCCP | 電源 | ペリフェラルへのVCCP電源です。 | VCC、VCCP、およびVCCERAMは、同一の電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 VCCPピンを 0.9 V の電源に接続します。パフォーマンスと消費電力について詳しくは、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのタイミングレポートおよび インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を参照してください。 電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、VCCPまたはVCCと同じレギュレーターからVCCR_GXB、VCCT_GXBおよびVCCERAMへ供給するためのオプションがあります。 推奨動作条件について詳しくは、デバイス・データシートの Electrical Characteristics を参照してください。 インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を使用して、VCCPとその他の電源の電流要件を求めます。これらのピンのデカップリングは、特定のボードのデカップリング要件に依存します。備考 2、3、4、5、6 および 10 を参照してください。 |
VCC | 電源 | コアへのVCC電源です。VCC は PCI Express ハード IP コアにも電力を供給します。 | VCC、VCCP、およびVCCERAMは、同一の電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 VCCピンを 0.9 V の電源に接続します。パフォーマンスと消費電力について詳しくは、 インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェアのタイミングレポートおよび インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を参照してください。 電源レールに同じ電圧レベルが必要な場合、VCCまたはVCCPと同じレギュレーターからVCCR_GXB、VCCT_GXBおよびVCCERAMへ供給するためのオプションがあります。 推奨動作条件について詳しくは、デバイス・データシートの Electrical Characteristics を参照してください。 インテル® Cyclone® 10 GX Early Power Estimator (EPE) を使用して、VCCとその他の電源の電流要件を求めます。これらのピンのデカップリングは、特定のボードのデカップリング要件に依存します。備考 2、3、4、5、6 および 10 を参照してください。 |
VCCPT | 電源 | プログラマブル・パワー・テクノロジーおよび I/O プリドライバー向けの電源供給です。 | VCCPTを 1.8 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。以下をVCCPTと同じレギュレーターから供給することができます。
VCCPT電源レール向けにVCCPTピンに近接させて最小で 1 nF のデカップリングが必要です。 電源レールの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCA_PLL | 電源 | PLL アナログ電源電圧です。 | VCCA_PLL は 1.8 V の低ノイズ・スイッチング・レギュレーターに接続します。適切なアイソレーション・フィルターを使用して、VCCA_PLLにVCCPTと同じレギュレーターから供給することができます。 備考 2、3、4、7、10 を参照してください。 |
VCCIO([2][A,J,K,L], [3][A,B]) | 電源 | これらは、バンク 1 ~ 12 の I/O 電源電圧ピンです。各デバイスは異なる電圧レベルをサポートすることができます。Diff HSTL/HSTL(12、15、18)、Diff SSTL/SSTL(12、125、135、15、18)、Diff HSUL/HSUL(12)、Diff POD 12、LVDS/Mini_LVDS/RSDS、1.2 V、1.5 V、1.8 V、2.5 V、3.0 V I/O 規格を含む VCCIO 規格をサポートします。 | 指定されたバンクで必要な I/O 規格に応じて、これらのピンを 1.2 V、1.25 V、1.35 V、1.5 V、1.8 V、2.5 V または 3.0 V の電源に接続します。これらのピンにVCCPGMと同じ電圧レベルが必要である場合、これらのピンをVCCPGMと同じレギュレーターに接続することもできます。すべての I/O バンクが 2.5 V または 3.0 V 電源でサポートされるわけではありません。詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GX デバイスの I/O および 高速 I/Oを参照してください。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、8、10 を参照してください。 |
VCCPGM | 電源 | コンフィグレーション・ピン電源電圧です。 | これらのピンを 1.2 V、1.5 V、または 1.8 V 電源に接続します。兼用コンフィグレーション・ピンをコンフィグレーションに使用する際は、バンクのVCCIOをVCCPGMと同じ 1.2 V、1.5 V、または 1.8 V の範囲のレギュレーターに接続します。兼用コンフィグレーション・ピンをコンフィグレーションに使用しない場合は、VCCIOを 1.2 V、1.25 V、1.35 V、1.5 V または 1.8 V に接続します。 これらのピンにVCCIOと同じ電圧レベルが必要である場合、これらのピンをVCCIOと同じレギュレーターに接続することもできます。 VCCPGM電源レール向けに、VCCPGMピンに近接させて最小で 47 nF のデカップリングが必要です。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 備考 2、3、4、10 を参照してください。 |
VCCERAM | 電源 | メモリー電源ピンです。 | すべてのVCCERAM ピンを 0.9 V のリニアーもしくは低ノイズのスイッチング・パワー・サプライに接続します。 VCC、VCCP、およびVCCERAMは、電圧レベルで動作し、ボード上の同じ電源プレーンを共有し、同じレギュレーターから供給される必要があります。 備考 2、3、7、10 を参照してください。 |
VCCBAT | 電源 | デザイン・セキュリティー揮発性キーレジスター用のバッテリー・バックアップ電源電圧です。 | このピンを 1.2 V ~ 1.8 V の不揮発性のバッテリー電源に接続します。 揮発性キーを使用しない場合は、このピンを 1.5 V ~ 1.8 V 以上の範囲の電源に接続します。デザイン・セキュリティー・キーを使用しない場合で1.8 Vを使用する場合には、このピンにVCCPTと同じレギュレーターから供給できます。 このピンは、VCCBATを監視する インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの POR 回路として、推奨電圧範囲に沿った適切な電源を供給する必要があります。 VCCBATを監視する電源レール向けに、VCCBATピンに近接させて最小で 47 nF のデカップリングが必要です。 電源レギュレーターの共有について詳しくは、 インテル® Cyclone® 10 GXデバイスの電源共有ガイドラインを参照してください。 |
GND | グランド | デバイス・グランド・ピンです。 | すべてのGNDピンはボードのGNDプレーンに接続してください。 |
VREFB[[2][A,J,K,L], [3][A,B]]N0 | 電源 | 各 I/O バンクの入力リファレンス電圧です。バンクが電圧リファレンス I/O 規格を使用する場合は、これらのピンはその I/O バンクの電圧リファレンス・ピンとして使用されます。 | VREFピンを使用しない場合には、これらのピンをピンが位置しているバンクのVCCIOあるいはGNDのどちらかに接続します。備考 2、8、10、11 を参照してください。 |
VCCLSENSE | 電源 | 外部レギュレーターとの差動検出ラインです。 | VCCLSENSEおよびGNDSENSEは、VCC電源向け差動リモート検出ピンです。レギュレーターの差動リモート検出ラインをそれぞれVCCLSENSEおよびGNDSENSEピンに接続します。これにより、PCB およびデバイスパッケージに関連するVCC電源からの DC IR ドロップが補償されます。これらの接続は差動ペアトレースとして配線し、また、これらをあらゆるノイズ発生源から分離します。 ICC電流 > 30A の場合、VCCLSENSEおよびGNDSENSEラインをレギュレーターのリモート検出入力に接続します。 CC電流 <= 30A の場合、VCCLSENSEおよびGNDSENSEラインの接続はオプションです。ただし、 インテル® はリモート検出ライン機能をサポートしているレギュレーター向けにVCCLSENSEおよびGNDSENSEを接続することを推奨します。 VCCLSENSEおよびGNDSENSEピンを使用していない場合は、VCCLSENSEおよびGNDSENSEピンを未接続のままにします。 |
GNDSENSE | グランド | ||
ADCGND | グランド | 専用の非ノイズグランドです。 | 電圧センサーを使用する場合、ADCGNDを適切なフェライトビーズを用いる分離フィルターを介してボードのGNDに接続する必要があります。フェライトビーズは、最大ノイズレベルを示した際のノイズ・プロファイルの周波数に応じて選択します。あるいは、ADCGNDの最大電流値である 10 mA に基づいてフェライトビーズを選択することができます。 電圧センサーを使用しない場合は、GNDボードのフェライトビーズを用いる分離フィルターはオプションです。 |